生田緑地の生物多様性保全活動

環境省モニタリングサイト1000里地調査 生田緑地調査<中大型哺乳類調査>の続きと雑木林に侵入したモウソウチクの除伐

環境省モニタリングサイト1000里地調査 生田緑地調査
中大型哺乳類調査定点カメラの設置(続)

日時:2021/5/6(木) 10:00〜11:30 
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)
参加者 岩田臣生

5/3(月)に行った環境省モニタリングサイト1000里地調査 生田緑地 中大型哺乳類調査の定点カメラ設置は、2台まで設置したものの、1台を残してしまいました。
この残った 1台を設置する活動を行いました。
谷戸のオカタツナミソウの花が盛期になって、地味ながら、あちこちに薄い紫色を点々と染めていました。

今回は、上の田圃付近を訪れる哺乳類を撮影できるように、カメラを設置することにしました。
問題は、カメラを設置できる立木が無いので、モウソウチクを支柱として立てることにしたのですが、スコップで穴を掘ったものの、土が柔らかくて、簡単には固定できませんでした。
仕方なく、補助の支柱 5〜6本を打ち込んで、何とか、ふらつかないように立てて、カメラを設置しました。
ただ、シラカシの枝が伐られているため、木道から丸見えになっています。
そこで、環境省モニタリングサイト里地調査の哺乳類調査中であることを記した調査標を、木道から見えるように設置しました。
この活動は、ここまでにして、生田緑地整備事務所裏に戻り、道具を片づけてから、飯室山南地区に向かいました。

雑木林に侵入したモウソウチク除伐
日時:2021/5/6(木) 10:00〜12:00 
場所 生田緑地 飯室山南地区(A14)
参加者 岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、河野 実

飯室山南地区の皆伐更新地区周辺の雑木林に侵入したモウソウチクの除伐を行いました。
今年出てきたタケノコが大きく成長して、皮が剥がれ始めていますが、竹になる前に伐り倒してしまう除伐方法です。
簡単に倒せて、危険性が低いので、除伐には良い季節だと思います。
住宅に接している場所は、ロープを用意していなかったので、残してしまいました。





雑木林に侵入したモウソウチク除伐(続)
日時:2021/5/6(木) 12:00〜14:00 
場所 生田緑地 飯室山南地区(A14)
参加者 岩田臣生、岩田芳美

定点カメラの設置に時間がかかってしまいましたので、一緒に活動できませんでした。
12:00 で現地解散してから、モウソウチクの除伐を行うことにしました。
4/10(土) の里山倶楽部でアズマネザサ刈りを行いましたが、まだまだ続くアズマネザサのヤブを漕いで進みながら、竹になる直前のモウソウチクを伐り倒していきました。
しかし、アズマネザサのヤブは凄くて、アズマネザサ刈りをしながらの除伐は大変でした。
辛くなったところで、この日の活動は終了にしました。
竹になったモウソウチクの除伐は、一人で 10 本伐倒しようとすると大変ですが、この日は、一人で 28本を除伐できましたので、この時期に、今年出た分は除伐しておくことが大切だと思います。
アズマネザサのヤブは、まだまだ続いています。
モウソウチクの除伐のためには、対象範囲のアズマネザサ刈りも必要だと思いました。

この日の活動を終えて、生田緑地整備事務所裏に戻ったら、翅のあるアリの集団に出会いました。
大きい黒いアリです。
少ないながら、翅の無い働きアリも混ざっていました。
巣穴から出てきた雄アリが結婚旅行に飛び立つところだったのでしょうか。




のかわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation