生田緑地の生物多様性保全活動

上の田圃の水漏れ補修など
日時:2020/11/17(火) 10:00〜13:00 
場所 生田緑地 上の田圃〜梅畑広場、湿地地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

この日は、上の田圃の下の段の水が畦沿いの溝だけになっていて、湛水していない原因を調べて、水漏れ補修をすることにしました。
まず、下の段の土嚢堰の下の方からも、上の段の土嚢堰からも、水は僅かに染み出しているだけであることを確認しました。
畦の上に積んだ泥には、アライグマやタヌキの足跡が沢山つけられていました。


上の段は湛水しているものの、土嚢堰からは僅かの水が染み出しているだけだということは、導水路から下の段の土嚢堰までの間のどこから水漏れしているのかが全く分かりません。
そこで、導水路の水の流れを観察し、水路の壁に開いていた穴を一つ一つ塞いで、また流れを観察して、少しずつ補修することを繰り返しました。
水路から田圃にかけての外側にできていた水溜まりも確認して、畦の補強もしました。
ここまでの作業を済ませたら、上の段の水位が上がって、土嚢堰から出る水の量が多くなりましたが、下の段の水位が上がるまでには時間がかかります。
そこで、下の段で、今までに水漏れを起こした場所のザリガニ穴などは補修しました。
後は、1〜2 日、様子を見ることにしました。




小春日和の弱い陽射しを受けて、オオアオイトトンボが集まっていて、複数の連結したペアが上空の梢に向かって飛ぶ場面が見られました。

クビキリギスが木道にいました。


梅畑広場のカナムグラ刈りも少し行いました。


湿地地区の水の状態も確認しておくことにしました。
水涸れは見られなかったので、アズマネザサや、オギ、ヤマグワなどを少し刈りました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation