谷戸の水辺保全など 日時:2020/8/27(木) 10:00〜12:00 場所 生田緑地 湿地地区(B05)〜下の田圃地区(B07) 参加者 岩田臣生 8/24(月) に湿地地区の水漏れを止めて、地区全体に水を広げるための活動を行いましたが、なかなか水域が広がらず、結果の確認ができませんでした。 まだ暑く、湿度の高い朝でしたが、木曜日で、活動予定者もいたので、ともかく、生田緑地整備事務所裏の倉庫に行きました。 しかし、10:00 になっても誰も現れませんでしたので、夏休みにしてくれたのだろうと思い、湿地地区の水辺の状態確認を行い、 水が広がっていなかった時のために、土嚢袋、イネワラ、スコップを持って、谷戸に降りました。 谷戸に降りる階段は、しっかり濡れていて、かなりの量の雨が降ったことが分かりました。 ツクツクボウシの声が降る園路沿いの植物は一段と繁ったように感じられました。 湿地地区上の木道から、区域 1 段目の中央部の水辺の水面は見えましたので、前回より酷い状態にはなっていないことは分かりました。 区域内に入ってみると、2 段目の手を入れた範囲には水面が広がって、中央部のハンノキの根元付近では、畦道にも水が溢れていました。 3 段目に水を流すために、少しだけ泥上げをした水路には、水が流れていました。 ハンノキの下にリュックを置いて、1 段目の水路を、一番上から辿り、流れを確認し、両岸のカナムグラやヨシを刈り、移植したトウゴクヘラオモダカに種子ができていることを確認しました。 ツリフネソウが大きく茂っていましたが、開花は未だでした。 コバノカモメヅルが咲いていました。 ゲンノショウコの花も見られました。 行く先々で、オオツマグロヨコバイが逃げ回っていました。 水辺には、オオシオカラトンボ(オス)が現れました。 ハラビロカマキリ幼虫が現れて、何故か、身体に飛びついて来て遊んでいました。 区域末端部で水環境調査を行っている池にも水面ができていました。 8/24(月) の活動に加えて、降雨もあったことで、湿地地区の水の状態は良好でした。 幸いなことに、熱中症警戒のアナウンスが流れる中の保全は軽作業で済みましたので、田圃も見に行きました。 上の田圃付近には、シオカラトンボ(オス)がいました。 田圃下草地には、まだ、ノカンゾウの花が残っていました。 下の田圃は、周囲のオオミゾソバなどが繁茂して、草に埋もれた感じでした。 帰りは、オトコエシやツリバナを楽しみました。 オトコエシの花には、キンケハラナガツチバチ、キオビツチバチ、コチャバネセセリなどが吸蜜に来ていて、これらの小さな昆虫を狙って、オオカマキリも来ていました。
かわさき自然調査団の活動
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