生田緑地の生物多様性保全活動

田植え後の観察、セリバヒエンソウ駆除、カナムグラ除草など
日時 2020/6/2(火) 10:30〜14:00
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、岩田芳美

谷戸の水辺の観察をしました。
事務所裏にOさんの声が響いていました。
ハンノキ林では、キビタキの声が聞かれました。
湿地地区は涸れそうな水辺はありませんでした。
種子から発芽したトウゴクヘラオモダカは少し大きくなっていました。
田植え後の苗は例年に比べれば良い状態で、カルガモが着水したと思われる所が倒れたり、浮いたりしていましたが、 谷戸の田圃景観をつくるという視点から問題になる程ではないので、植え直しは省かせてもらおうと思います。



下の田圃地区の木道沿いのカナムグラ刈りなどを行いました。
時々、アカタテハが樹林の上から降りてきて、木道上に降りましたが、極短時間で戻ってしまいました。

田圃を縄張りにしているシオカラトンボが、田圃に近い、木道端に止まっていました。

ヨシの茂みには、産卵を終えて疲れたのか、シュレーゲルアオガエルが集団で休んでいました。
また、ヒゲナガハナノミや、食事中のヒラタアブ仲間の幼虫なども見られました。



ミヤマシラスゲの葉上にスジグロボタルがいました。



木道沿いのオオミゾソバの葉上には、ヒメギス、イオウイロハシリグモ、ヤマシロオニグモ、シロカネグモの仲間、ササグモ、ニホンカナヘビなどがいました。







スジグロボタルが見つかったので、上の田圃下草地の湿地も調べることにしました。
草地には、ヒルガオが咲いていました。
ヤブマオの葉に、マイマイガ幼虫がいました。
ナナホシテントウもいました。
コジャノメや、ミズイロオナガシジミがいましたが、スジグロボタルは見つかりませんでした。
この日は、のんびりと、初夏の生きもの観察を楽しみました。





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