生田緑地の生物多様性保全活動

定点カメラ回収、ヨシ刈り
日時 2020/3/31(火) 10:15〜14:30 曇
場所 生田緑地 城山下谷戸 B10、下の田圃地区 B07
参加者 岩田臣生、岩田芳美

芝生広場経由で城山下谷戸に降りて、3/5(木) に、一つの水場に設置していた 3 台の定点カメラを回収しました。
辺りは、一昨日の雨と雪のためか、しっかり濡れて、しっとりとした湿地らしい景観を見せていました。
静けさの中、ガビチョウが囀っていました。
ホウチャクソウの新芽に混ざって、マムシグサの芽が出ていました。
定点カメラのうち 1 台は湿地の中に、アズマネザサを支柱にして設置したので、倒されているかも知れないと心配していましたが、無事でした。
カメラを回収して、区域を出ようとしたら、斜面裾部のサクラが根元から倒れていて、アブラチャンが圧し潰されていました。 これは放置できませんので、倒木の下敷きになっている枝を伐り落として、立ち上がらせました。

芝生広場に向かう途中、苗木畑に入って、フキを採っている人がいたので、園路外は立入禁止であると注意して、出てもらいました。
包丁を持っていたので、頻繁に入っていると思われました。

芝生広場に上がった所のベンチの上に、スミレが咲いていて、2本の実生も出ていました。
ベンチのためには良くないと思いながら、これは公園管理者に任せることにしました。


上の田圃地区に来たら、田圃のオタマジャクシを網で掬って遊んでいる保育園?と思われるグループがいたので、少し相手をしました。
ついでに田圃の状態を見たら、雨による増水で田圃から流れ出したオタマジャクシが水路部を黒く染めていました。
どこまで流れ出ているかを調べましたが、手網もジョレンも持ってきていないので、戻してやることも、手入れをすることも、できませんでした。
更に、よく見ると、谷戸右岸の沢から取り入れていた水にもオタマジャクシがいました。
どうして、そんな所にいるのかと思い、遡ってみると、沢に沢山のオタマジャクシがいました。
どうも、今年は、沢でも産卵していたようです。


この日は下の田圃のヨシ刈りを予定していたので、下の田圃に急ぐと、既に、ヨシを刈り始めていました。
下の田圃の上の田圃跡は未だ泥田に近い状態のため、刈ったヨシを敷いて足場にしながら、ヨシ刈りを行いました。
木道の東側の樹林のサクラが咲いて、辺りを彩っていました。
イヌシデも雄花を垂らしていました。
ウグイスの声が春を告げていました。
周辺には、カキドオシ、ムラサキケマンなどが咲いていました。











   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation