生田緑地の生物多様性保全活動

トウゴクヘラオモダカ播種、湿地地区の水辺保全
日時 2020/3/17(火) 9:50〜14:00 曇
場所 生田緑地整備事務所裏、湿地地区 B05
参加者 岩田臣生(12:30〜 岩田芳美)

萌芽更新地区裾部のタチツボスミレが目立つようになりました。

オカスミレも咲き始めました。

シダが芽吹き始め、独特の姿を魅せていました。



昨秋、少し採取できたトウゴクヘラオモダカの種子をプランターに播種して、湿地に置きました。
これなら、流れ出してしまうことはないでしょう。
自然状態のトウゴクヘラオモダカが発芽するのは、だいぶ先のことです。
毎年、発芽を確認するまでは、気を揉んで過ごしています。

水辺保全は、先ず、ハンノキ林からの水流の泥上げから始めました。

次に、ミヤマシラスゲの群落の中の泥溜まりの泥上げを進め、だいぶ水面を広げました。
水の無い状態が続いていたのか、ミヤマシラスゲに混ざってイネ科植物が広がっていました。

落枝ダムに積む枝を追加して、水位を上げて、水面を広げました。



ウグイスや、シジュウカラの声を聞きながら、気持ちの良い時間を過ごしました。
園路には、5〜6人の家族連れが頻繁に見られました。生田緑地の自然探勝路では、新型コロナ対策の影響が来園者の増加となって表れています。
水辺では、ケキツネノボタンが咲き、カワニナのほか、ヒシバッタやカワゲラの仲間が見られるようになりました。
木々の芽吹きが始まって、湿地に育ったヤマザクラの実生が枝先に蕾をつけ、アケビの花も間もなく咲きそうでした。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation