生田緑地の生物多様性保全活動、

谷戸の水辺保全管理
日時 2019/8/20(火) 10:00〜13:00 曇 29.4℃
場所 生田緑地 ハンノキ林西の池(A07-05)、竹林下水流地区(A08)、湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)
参加者 岩田臣生、岩田芳美

生田緑地は、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミの蝉時雨に、ヒグラシ、ツクツクボウシが時折、混ざっていました。
谷戸の降り口の階段には、10 頭弱のサトキマダラヒカゲが集まっていました。
昨夜の降雨のお蔭かも知れません。


□ハンノキ林西の池(A07) 
堰の土嚢の位置変えを行ってみました。
池の水は澄んでいました。


□竹林下の水流(A08)
先日補修した場所の状態確認を行いましたが、連続した水溜まりができてはいましたが、流れはできていませんでした。
昨夜は、水流が全ての水溜まりを繋いだと思われる状態でしたが、観察時は流れてはいませんでした。
暫くは、谷戸に降りる度に観察して、状態を把握する必要がありそうです。


□湿地地区(B05)
2 段目の末端近くで水漏れを起こして、そこから 3 段目へ落ちる流れができていましたので、穴を塞いで水漏れを止めました。

水流の確認作業をしながら、その辺りに広がっているカナムグラは刈りました。
今年、なかなか発芽が見られずに心配していたトウゴクヘラオモダカが、1 株、チゴザサとミゾソバの茂みの下で、花を咲かせていたようです。
オニスゲ、ミゾソバなどを掻き分けて、予想した地点を探したら、小さな実を少しだけつけた茎が 1 本横たわっていました。
消えてしまったわけでは無かったと分かったので、気持ちは楽になりました。


竹林下からの水流が湿地地区に入る所で、オニヤンマが産卵行動を行っていました。


□上の田圃
上の田圃のアメリカザリガニ 100 匹ほどを駆除しました。
ホトケドジョウやマメゲンゴロウがいました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation