生田緑地の生物多様性保全活動、

環境省モニタリングサイト1000 里地調査 中大型哺乳類調査 定点カメラ設置
日時 2019/8/3(土) 9:00〜12:00 晴 31.5℃
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

7/30(火)に回収した定点カメラの画像同定による記録は未整理ですが、猛暑とはいえ、8 月期の定点カメラを設置しておかなければなりません。
3 地点のうち 1 ヶ所は定点Bにしようと思って、現地に入ってみましたが、余り利用されているとは思えませんでしたので、ここは止めました。
アズマネザサのヤブの中に、ウスバカゲロウがいました。

竹林下水流の状態を観察しましたが、流程の途中に水漏れ穴ができていて、水はそこに消えていました。
道具は持参していませんでしたので、長靴で踏み潰しておきましたが、早い時期に補修しなければならないと思います。
ただ、どこの水辺も流量が極めて少なくなっています。

上の田圃地区のF3にはアライグマ駆除のための箱ワナが置かれていましたので、そこは諦めましたが、このところ気温が高くなっているので、 8 月は水場の利用はあるだろうと考え、この辺りは調査しておきたいと思いました。
そこで、付近の水流を調べたところ、流れの中に新しいアライグマ?の足跡を見つけました。
丁度、近くに、昔あった垣根の支柱だけが残っていましたので、その支柱に定点カメラを設置しました。
孫を連れた来園者が、作業中の私を見つけて、何をしているのか、この辺ではどんな昆虫が見られるのか、等々、次々に質問してきました。
今の季節は、オニヤンマオオシオカラトンボシオカラトンボ、・・・。
夏休みに遊びに来た孫に捕虫網を持たせて、童心に帰っていたようです。
田圃は草むらに埋没しかけていましたが、イネは元気になっていました。
上の田圃下草地のノカンゾウが鮮やかな橙色の花を咲かせていました。
春のカナムグラ刈りは、ノカンゾウを咲かせるための草刈りとして、もう少し考えた方が良さそうです。
ノカンゾウの咲く草地を抜けて、2 台目の定点カメラはF4に設置しました。




ヤブマオの花が咲いていました。



コミスジが飛んで来ましたが、花ではなく、葉から葉へ飛んでいました。



ツリフネソウの葉にはマメコガネが来ていました。

陽射しが強いとでも言いたげに、イオウイロハシリグモは、一枚だけ葉を日傘の如く差していました。

田圃にはオオシオカラトンボが群れていました。


3 台目のカメラは中央広場南側の雑木林の中に設置しました。
このポイントの獣道は明瞭で、頻繁に使われていると思われました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation