生田緑地の生物多様性保全

水流の保全管理活動
日時 2018/11/29(木) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地 野鳥の森の水辺 B01
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

生田緑地の水流には微細な土の粒子が絶えず流れています。
このため、水流に水面がある状態を保つためには、年 1 回の泥上げは必要だと考えています。
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夏期に水面が無ければ、オニヤンマなどのトンボ類は産卵できませんし、野鳥たちは水を飲んだり、水浴びをしたりすることができません。
市内では、生田緑地のような源流環境を残している場所は少なくなっていますから、先人が都市計画緑地として保全してくれた環境は大事にしなければならないと思います。
1 年おきの活動で泥上げをしているだけでも、連続する水溜まりという形状は残るようになってきて、今回、ホトケドジョウが見つかったことは良かったと評価しています。
ただ、初秋の台風による倒木、落枝は非常に多く、これらの片付けを完了するところまでは達成できませんでしたので、園路からの景観として「荒れた」イメージを残してしまったと思いますが、 生物の棲息環境としては問題ないところまで作業できたと思います。
見上げると折られた枝が目立つ樹林でしたが、高い木々の梢で、エナガやカラ類が採餌している様子が眺められました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation