生田緑地の生物多様性保全

モニ1000生田緑地中大型哺乳類調査定点カメラ設置
日時 2018/9/5(水) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

台風が通過したので、モニ1000中大型哺乳類調査の定点カメラの設置のために、過去の設置地点を調べて、 2 台の定点カメラを設置しました。
整備事務所裏を出発し、定点Qに行き、状態を調べましたが、設置する気になりませんでしたので、 この北側をヤブ漕ぎして調べましたが、カメラを設置したくなる場所が見つからず、城山下谷戸に移動しました。
折れて枯れていたアブラチャンが強風で飛ばされ、木道の上に転がっていました。

キクイムシに食い荒らされたエノキが完全に枯れたようです。
川崎市内では、ここにしか無いというシダ植物はどうなるのでしょうか・・・。

戸隠不動尊跡を回って、谷戸に降りて、水辺を辿り、定点カメラを設置できそうな場所を探して歩きましたが見つかりません。
やむを得ず、1 台目は、8/30(木)に回収して、多数のタヌキ、アライグマの撮影を確認した F4 に設置しておいて休憩しました。
11 年目で初めて設置した場所であり、園路から離れている平坦地という条件を考え、撮影を継続する価値はあると判断しました。

その後、カナムグラの中から伸びていたオオブタクサを抜き取っておいて、湿地の状態を観察に行きました。
水の状態は問題ありませんでした。保護している植物の実も確認しましたが、採取はしませんでした。
竹林下デッキで休憩しようとしたら、咲き始めたばかりのツリフネソウを撮影している来園者が話しかけてきました。
日向山をフィールドに花の撮影を楽しんでいるとのことで、生田緑地のツリフネソウの話など、暫く相手をすることになりました。
ここから竹林下に入り、水流の状態を調べ、伸び始めたアズマネザサをそろそろ刈らなければいけないかなと思いながら、ハンノキ林との境の尾根に上り、定点Sの状態を調べたところ、 そこそこ使われているようだったので、2 台目の定点カメラを設置しました。

2 台の定点カメラを設置できたので、この日の活動は終えることにして帰途についたら、コミスジが道案内をしてくれました。

整備事務所裏の倉庫前に着いたら、植木鉢で育てていたクヌギの葉にクヌギカメムシが来ていました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation