生田緑地の生物多様性保全

谷戸の田圃周辺のカナムグラ刈り
日時 2018/8/23(木) 10:00〜12:00 晴時々曇
場所 生田緑地の谷戸の上の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

暑さ厳しい今夏の活動は厳しく、しかも谷戸の水流の流量は余りにも少なく、水の管理はお手上げです。
谷戸のツリフネソウ、オオミゾソバは、1ヶ月後ぐらいから咲き始めますから、景観づくりのためのカナムグラ刈りは最終期だと思います。
つまり、今のうちに、これらを覆っているカナムグラを刈っておけば、花を楽しませてくれると思います。
川崎の市街地の中の都市公園で、山地の湿地、渓流畔などに生育する植物の群落が開花する景観を楽しめるということは、生田緑地の自然の素晴らしさの一つだと思います。
水不足で地面は乾ききっていますが、ツリフネソウは、下の写真のようにカナムグラに絡まれながらも育っています。
カナムグラは単純に引っ張って、引き抜きたくなりますが、これをやると、この時期のツリフネソウ、ミゾソバには、与えるダメージが大きいので、桑切鎌を使って、カナムグラの蔓を切って、 ツリフネソウやミゾソバごと引き抜くことの無いように注意して刈っています。
このため、この活動は力仕事ではありませんが腰には負担がかかりますので、暑さの中では、一層、辛い活動です。

この日の谷戸の田圃付近では、オオシオカラトンボ(オス)、オニヤンマ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、コミスジ、ツマグロヒョウモン(メス)などに出会いました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation