湿地の水流保全、アズマネザサ刈り (水田ビオトープ班) 日時 2018/3/15(木) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 湿地地区 B05 参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美 木道沿いのアズマネザサ刈り 参加 岩田芳美 湿地地区のアズマネザサ刈りの続きを行いました。 湿地内水路末端を水流に接続する活動 参加 岩田臣生、田村成美 湿地地区は、昔、谷戸の一番奥の田圃だった場所で、狩野川台風によって崩落した土砂に覆われてしまったことで、当時の地主さんが田圃耕作を諦め、畑への転換を決意し、 排水を良くするための努力を行っていた地区です。 この努力にもかかわらず、どこからともなく水が浸み出してきて、うまくいかなかったようです。 2004年秋に、生田緑地の自然を保全する活動を始めるに当たり、この地区を湿地にして、記録されていた神奈川県絶滅危惧IA類の湿生植物の復活を目指すことにしました。 そのために当該地区に水路を掘り、ハンノキ林から出てきた水流に接続し、水を流して、湿地化することにしました。 その時は、水流の末端は塩ビパイプで水流に排水する形にしましたが、至る所に排水するための工夫が施されていて、水はパイプに届く前に消えてしまっていました。 10年経過した頃から湿地らしい環境ができてきて、シオヤトンボの羽化が確認されることもありました。 しかし、この水流は地区末端部で穴に消えてから水流に流れ出しているようでしたので、 今回は、地下の水流を確認し、オープンカットの水路によって水流に接続させ、生物が水流を使って自由に出入りできる状態を目指すことにしました。 水路を掘っていくと、土管が 2本、塩ビパイプが 1本出てきたのですが、その他に 1本抜けませんでしたが、水流に飛び出していました。 排水管以上に驚いたのは、大きな穴がいくつも開いていたことで、これらの穴から抜けた水が 2ヶ所から水流に流れ出していました。 初夏の陽気となった、この日、生田緑地では早春の花が咲いていました。
かわさき自然調査団の活動
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