生田緑地の生物多様性保全活動、

下の田圃裏水流の泥上げなど

日時 2018/1/13(土) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 下の田圃地区(B07)
参加者 岩田臣生、岩田芳美、政野祐一

昨年、下の田圃裏の辺りで、斜面から流出している水があり、しかも、量もかなりあることから、一体どこから来ているのかということが気になっていました。
湧出点は斜面の途中、田圃面からは1m以上も上であったことから、この水は田圃に入れないことにし、また水環境調査の対象水に混入しないようにすることにしました。
今回は良く観察して、このための措置をするつもりで現地に入りました。
すると、この流入水は斜面の柔らかい表土を流してしまったようで、水は下端部から浸み出していました。
水流から外側(上側)は民有地なので、私たちとしては、出てきた水の処理だけを考えることにしました。
下の田圃裏水流
ただ、斜面下の水流の泥上げなどを行うために、まずは斜面に生えていた草などを刈らせてもらいました。
下の田圃裏水流
斜面から流入する水は、土嚢で受け止めて、斜面下の水流に平行して、水環境調査地点を越える所まで水路をつくることで、水環境調査の対象から外しました。
洪水が起これば役に立たない水路ですが、その度に補修すれば良いことだと考えました。
下の田圃裏水流
ここから上流側の水流については、ジョレンで泥上げを行いましたが、数年間、手入れを怠っていたので、大量の泥が溜まっていました。
下の田圃裏水流 下の田圃裏水流
下流側は、水環境調査ができるように、水流内のヨシ、キショウブなどを掘り取り、水を流して確認しながら泥上げを行いました。
下の田圃裏水流 下の田圃裏水流
この日の田圃の畦には硬く霜柱が凍っていました。
下の田圃裏水流
ハンノキ林では、ジャノヒゲが青い実をつけていました。
ジャノヒゲ実
谷戸への降り口の階段には、ナミスジフユナミシャク♀?の姿が見られました。
ナミスジフユナミシャク♀

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation