ハンノキ林の水流保全
日時 2017/11/7(火) 10:00〜13:30 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林 参加者 岩田臣生 ハンノキ林の東側の斜面下の水流の保全活動を行いました。 この斜面には、アズマネザサが生えています。 この斜面下の小さな水流の堰づくり、泥上げを行って、開放水面を確保することが、水流の保全活動として適切だと考えています。 堰は、倒木や落枝、時にはアズマネザサを置いて、その上に泥を上げています。 この方法で保全を始めたのは 2010 年 10 月だったと思います。 生物が生息している水流については、年 1 回の活動だけにしていますが、初めのうちは、毎年、壊れてしまった堰をつくり直さなければなりませんでした。 これでは限が無いと思うこともありましたが、壊れずに残っている堰が少しずつ増えてきました。 年1回、堰の補強と水溜まり部の泥上げを行っておけば開放水面を残せそうです。 これを怠ると、水面をつくることが大変な作業になります。 毎年、少しだけ水面づくりを続けておくことが大切だと知りました。 この水流の源流部にはミヤマシラスゲの群落があります。 その辺りを観察していたら、小さなイトトンボが草の間を飛んでいました。 写真を撮って、茅ケ崎の岸さんに送ったところ、南方系のトンボであるホソミイトトンボ♀だと教えてくれました。 成虫で越冬する南方系のイトトンボで、最近、神奈川県でも増えているそうです。 県博苅部氏情報では、県内記録としては、1969年、川崎市生田の記録があるとの報告がありました。
かわさき自然調査団の活動
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