湿地の保護植物の管理、水の管理、カナムグラ刈りなど
日時 2017/8/28(月) 10:00〜12:00 曇 場所 生田緑地 湿地、上の田圃 参加者 岩田臣生、岩田芳美 8/24(木)の活動時、「湿地の 1段目の水流が止まっていたので、水路の水漏れ穴を塞いでおいた。」と鈴木さんから聞いていたので、 その後、どうなったか見ておきたかったのと、ここで保護管理している植物の状態も観察しておきたいと思い、谷戸に降りました。 谷戸の湧水は流量が減っているようで、ハンノキ林内の水流は 1 本、水面を失っていました。 確かに、湧水の流量は少ないものの、湿地 1 段目の水路の水は流れていました。 湿地 2〜3 段目にも水はありましたが、若干、意図に反する流れが見られました。 保護している植物は葉を虫に喰われていましたが、実ができている株を確認できました。 この植物の周囲に繁茂していたカヤツリグサ科植物、ヤマグワ、ウツギ、オオミゾソバ、ツリフネソウ、カラスウリ、コバノカモメヅルなどを刈りました。 湿地のほぼ全域に水が行き渡っていましたが、末端の池の泥上げ、排水堰の調整、水漏れ補修が必要だと思いました。 湿地 3 段目には、ツユクサが咲き、トゲヒシバッタ、ミスジマイマイがいました。 カナムグラ刈りも少し行いました。 上の田圃に移動する途中、ビロウドハマキ幼虫に出会いました。 上の田圃では、下の段の畦の外側に水が流れ出していたので、この水漏れを補修しました。 他の部分にも滲み出しを思わせる所はありましたが、この部分のように流れ出している所はありませんでしたので、これで 1〜2 日経てば湛水すると思いました。 畦端にタカサブロー(アメリカタカサブローかも知れませんが)や、キツネノマゴが咲いていました。 チョウジタデの葉にマメコガネがいました。 緊急性のある水辺管理作業を終えてから、田圃付近の修景のために、ヤマグワ、ヨシ、ススキなどを刈る活動の続きを行いました。 オニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、アオスジアゲハ、コミスジなどが飛んでいました。 ミソハギが今を盛りと咲いていました。 帰り道に、テングチョウが現れました。 この日のトイレには、セダカシャチホコ、スジベニコケガなどがいました。
かわさき自然調査団の活動
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