生田緑地の生物多様性保全活動、

モニ1000 生田緑地哺乳類調査定点カメラ設置

日時 2017/6/13(火) 10:00〜12:00 曇後雨
場所 生田緑地 中央地区北側のエリア
参加者 岩田臣生

6〜7月期調査の定点カメラを設置する場所を調べて、設置できそうなら設置することにしました。
雑木林の林床の地面は昨夜の雨で少し湿っていましたが、それまではサラサラに乾いていたため、足跡などは残っていません。
長年使われている道は複数あるものの、最近よく使われている道がどれなのかを判断するのは難しいことでした。
さらに、カメラを取り付ける樹木の位置、対象の撮影方向、太陽の差し込む可能性などを考えて定点カメラの設置場所を検討します。
地点Qの辺りを時間をかけて調べて、やっと設置して、電源を入れましたが、どうしたことか作動しません。
こんなトラブルは初めてでしたが、別のカメラを改めて設置して、故障を起こしたカメラは持ち帰りました。
絶え間なく、キビタキが囀っていました。
雨が降ってきましたが、林の中は降っていません。

2台目のカメラは、暫く設置していなかった生物保護区内の湿地Nに設置したいと思いました。
3月にアズマネザサやアオキを除伐した所も見ておきたいと思いました。
樹林に入るとオオバジャノヒゲが咲いていました。

雨に濡れたアオキの林をくぐると、流れ状に湿っていた所には、小型のスゲが広がっていました。
活動の成果が、良い感じに表われていました。
足跡を探して湿地を歩きましたが、全く分かりませんでした。
しかし、最悪の場合、何も撮影されないかも知れないとは思いながらも、設置してみたいという気持ちは抑えられず、一番西側の端にあった枯木に設置しました。
樹皮には様々なキノコが生えていて、近いうちに倒れてしまいそうです。
ヤマアジサイが咲いていました。
2週間遅かったので想像はしていましたが、一面に繁茂しているシラコスゲ?に甲虫の姿はありませんでした。


カナムグラ刈り

日時 2017/6/13(火) 10:00〜12:00 曇後雨
場所 生田緑地 上の田圃下の草地
参加者 岩田芳美、細川洋子


上の田圃付近では、野鳥調査をしている野鳥班に出会いました。

上の田圃の苗は、益々哀れな状態になっていました。
上の田圃下の草地のカナムグラ刈りを行いました。
数種のヒッツキムシがシャツに群がりました。
既に、オオミゾソバなどはカナムグラのために枯れて消えてしまった所も見られました。

雨が強くなったので引き上げて、倉庫に戻ってから休憩しました。

雨の中、木道の手すりにヒメヒゲナガカミキリが出ていました。 何をしているのか、動く様子がありません。
全国に分布する普通種ですが、私たちの活動が谷戸の草地のことが多いせいか、過去の写真を調べてみたら、草の葉の上だったり、オヤブジラミの実と一緒だったり、 朽ち木などに止まっているものがありませんでした。

夜間の照明に集まったものでしょう。トイレに、アオカミキリモドキが複数いました。
カミキリモドキの仲間は、ヤケドムシとか、デンキムシなどと呼ばれていて、潰したりして体液がつくと、火傷によく似た浸出性炎症(水ぶくれ)を引き起こす要注意昆虫です。

これも、夜間に飛来したものでしょう。ヨツボシノメイガがいました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation