生田緑地の生物多様性保全活動

蛙合戦観察、園路沿いのアズマネザサ刈り
日時 2017/3/12(日) 15:00〜16:20 晴
場所 生田緑地 稲目谷戸
参加者 岩田臣生

上の田圃のアズマヒキガエルの蛙合戦を確認するために、谷戸に降りました。
梅畑まで来たところで、蛙合戦が始まったことが分かりました。
田圃の前の木道で、一組の母子がジッと観察していました。
さて何匹のアズマヒキガエルが集まったのか、田圃周りに降りて、目視で数えました。
水底の落葉の下に潜って、姿を確認できない個体は別として、上の段、下の段、芝生広場側の水流の各所に合計 40 匹のアズマヒキガエルが集まっていました。
3/10(金)にはオスが1匹確認されただけでしたが、この日は一気に 40 匹でした。
この数は、この田圃を繁殖場所にしているアズマヒキガエルのほぼ全数だと思います。
オスは手当たり次第に抱きついて、抱きつかれたオスが「俺はオスだよ」と泣き叫んでいます。
4匹も、5匹も抱きついている塊の中心にいるのがメスなのか分かりませんが、くんずほぐれず暴れ続けていながら、産卵も始まっていたようです。
昨年など、紐状の卵塊が切れ切れになって哀れな状態でしたが、これだけ暴れ回りながら産卵しているのであれば納得できました。
真に蛙合戦です。オスの数が多過ぎるのでしょうか。
この日、ハンノキ林上の池には 1匹も見当たりませんでした。
この田圃に集まるアズマヒキガエルの全数は、一体、何匹になるのでしょうか。


蛙合戦の観察を終えてから、萌芽更新地区下の園路沿いのアズマネザサ刈りを行い、少し汗をかいてから帰りました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation