生田緑地の谷戸の自然保全活動



下の田圃の代掻き(攪乱)

日時 2016/4/19(火) 10:00〜13:30 晴
場所 生田緑地 下の田圃
参加者 岩田臣生、木坂陽子

下の田圃の攪乱を行いました。
下の田圃の周囲は、スギナや、新葉を伸ばし始めたヒメシダなどが、軟らかな黄緑色のフワフワした葉で地表を覆っています。
田圃の中には、ヨシやコガマが伸び始めていました。
そのヨシをできるだけ根茎ごと引き抜くために、深い所で横に伸びている根茎を桑切鎌で切って、引き抜きました。
枯れた稲株など、その他のものは、全て備中鍬で攪乱し、泥の中に埋めてしまいました。
下の田圃は、2004年に再生した田圃ですが、元の地主さんが田圃が継続されることを願って水を入れ続けてくれていたため、深い湿田の状態でした。 そのため、長靴では活動するのが難しく、ウエイダーを履いて作業しました。
近くから、シュレーゲルアオガエルの声が聞こえてきますが、なかなか姿は見えません。
しかし、畦に卵塊を見つけました。今年のシュレーゲルアオガエルの卵塊初認です。
また、途中で、成体も 1匹現れました。
一部の場所では、ケラも、大小合わせて10匹ぐらい水面に追い出してしまいました。

鍬を置いて、一休みしたら、シオヤトンボ♂が飛んできて、その鍬に止まりました。

作業を中断して休憩していると、アメリカザリガニが泥の表面に現れ、歩きだします。
少し大きなアメリカザリガニを見つけて、そっと近づいて捕まえました。
やったー!

泥面が広がるのを見つけて、ツバメが飛んできました。

天気がいいと気持ちよいのですが、きつい活動でした。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation