Rhacophorus schlegelii (Gunther, 1858) 両生綱 無尾目 カエル亜目 アオガエル科 アオガエル属 神奈川県要注意種、LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1(2001)) 本州、四国、九州、五島列島に分布。 平地から1600m程度の高地に分布し、平地と低山地では水田に、高地では湿原に多く見られる。 生田緑地では、4〜6月に田圃や湿地の水辺に集まり、繁殖行動を行ない、地面の穴の中に産卵する。一つの卵塊には200〜300個の卵が入っている。 タヌキが夜間に畦にあるこの卵塊の入った穴を掘り返し、中にある卵を食うという情報がある。翌朝に見ると、水田の縁に泡と少数の卵が残されて浮いているのが見かけられるというのだ。 生田緑地では今春、いくつもの卵塊が畦の上や外、田圃の水面にあるのを観察しているが、タヌキの仕業かどうかは確認できていない。 オタマジャクシは上陸して間もなく、体力が調うと、雑木林へ向かい、雑木林で生活する。谷戸の水辺と雑木林があって生活できる生物である。 (成体 2005/8/2 生田緑地 岩田臣生) (卵塊 2008/5/28 生田緑地 岩田臣生) (幼生 2004/6/14 生田緑地 岩田臣生) (幼体 2007/7/3 生田緑地 岩田臣生)
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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