生田緑地の自然保全活動


生田緑地の自然保全活動

下の田圃周辺のヨシ刈り
日時 2010/3/30(火)10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地下の田圃周辺
参加 出口忠良、城本法子、岩田芳美、岩田臣生

生田緑地ホタルの里の末端辺りにカサスゲが生育している場所があります。カサスゲの葉は丈夫で、昔は菅笠などをつくる材料として使われていました。 そんな丈夫な葉ですから枯れていても、まだ、しっかりと地面を覆っていました。これをザッと刈って新芽が育ち易くしました。 部分的に刈り取っておいた所と比較すると差は歴然としています。例年だと4月20日頃には開花し始めますので、景観づくりという視点からの配慮です。

下の田圃周辺のヨシは、冬期に野鳥が利用することも多く、越冬している生物もいるらしいということで、刈り取り次期を遅くしています。
最近、生田緑地に来園する人が増えています。桜の花見時期ともなれば一層増えて、谷戸の散策を楽しむ人も多くなると予想されます。
そこで、刈り取るタイミングが難しいのですか、今回の活動でヨシを刈り取ることにしました。
生物の生息環境の保全と同時に園路景観にも配慮しなければならないと思うからです。

活動をしていると、またしても犬の糞が捨ててありました。同じ場所にいくつも捨てられているのが気になります。
誰でも片付けるのは嫌です。飼い主が片付けるのがマナーだと思います。

この辺りも湿地化が進んで、昔田圃だった所、畦だった所が分かるようになってきています。
ヨシを刈ったら、ノイバラが目立つようになりました。
カキドオシがあちこちで花をつけていました。
イヌシデの大木の枝先に浅黄色の雄花序が沢山ぶら下がっていました。


岩田芳美はアメリカザリガニの駆除をしていましたが、今までいないと思っていたヒルが見つかりました。
今まで、里山の自然学校の子どもたちは裸足で田植えをしていましたが、注意していないといけなくなりそうです。
アメリカザリガニ 小244、中8、大3

生田緑地では、雑木林の芽ぶきが始まっています。
(下)キブシ

(下)コスミレ

(下)ヒゴスミレ

(下)マルバスミレ


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation