生田緑地の自然保全活動

ハンノキ林東谷戸のアオキ除伐、アズマネザサ刈り3
日時 2010/2/11(木)10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地
参加 飯室健、佐藤利奈、岩田芳美、岩田臣生

ハンノキ林の東側の支谷戸のアズマネザサ刈り、アオキの除伐を行いました。 2月5日(金)、7日(日)に続いて3回目の活動です。
水辺をスゲ類やコケ類が繁茂する環境にしようと考えています。 昔は、スジグロボタルが生息していたと聞きます。
活動前の草本層〜低木層は、アオキとアズマネザサが優占していて、ヤツデ、シュロ、シロダモなどが所々にあるという状態でした。
今では消えてしまったかも知れませんが、スジグロボタルやゲンジボタルが生息できる環境を再生・保全することを目的に活動することにしました。

この日は、前夜も雨、昼からも雨という天気の中での活動となってしまいました。
ヤブを歩いたり、伐採したアオキやネザサを抱き抱えるために、体中、特に体の前面が濡れて、汚れてしまいます。川崎区から電車で来た参加者には、とんでもない活動だと思ったことでしょう。
アオキは1日目のような大きなものは無くなりましたが、所々に、まだ大きなアオキが2〜3mの長さの枝を広げていました。太さは直径が4cmもあるものが数本ありました。
広がっているアオキは、種子から発芽したばかりのものから様々な樹齢のものが見られます。大部分は根ごと引き抜いていきました。
アズマネザサはアオキに負けて疎らな状態になっていましたが、谷底部(湧水の滲み出しがあると思われる所)は刈り取ることにしました。
そして、湧水の滲み出しがあると思われる位置から上、谷戸の奥のアズマネザサは刈らないことにしました。ここはウグイスが営巣できる環境を目標に設定しました。
伐採したり、抜いたりしたアオキは数カ所にまとめて積み上げています。できるだけ乾いた場所を選んで、刈り取ったアズマネザサを敷き並べて、その上に積んでいます。
それでも下の方のアオキは発根して、根づいてしまうと思いますが、1〜2年後に再度、それを抜き取ればいいと考えています。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation