生田緑地の自然保全活動

水辺管理、カナムグラの駆除
日時 2009/9/12(土) 10:00〜12:00 雨
場所 生田緑地
参加 岩田臣生、岩田芳美、毛部川弘行、佐藤利奈

午前中は曇という天気予報でしたが、生田緑地に向かう頃から時折強い雨が降り始めてしまいました。
10日の活動の時は上の田圃へ導水している水路の途中に大きな穴が開いていて水が田圃には入っておらず田圃が干上がっていたため 素手で穴を埋めて田圃に水が入るようにしました。 素手で補修しただけですので、この部分をしっかり補修しておかないといけないと思い、少しの雨ならと思い出かけました。
結局、予定していたメンバーが集まっての活動となりました。
水路の補修には土嚢を使い、一旦掘ってから土嚢が穴を塞いで、全体を土で覆いました。
雨は時折強く降り続けました。

毛部川、佐藤はカナムグラを手で剥がし取る作業を行いました。 カナムグラの下にあったはずの草は無くなっていました。 もう鎌で刈ってしまっても良さそうです。

雨が止みました。谷戸の水辺の状態を観察して歩きました。

下の田圃にはマユタテアカネ?が来ていました。 また、様々な生物が来ているようです。イネは虫の攻撃を受けて、かなりダメージを受けています。 少し観察して歩いただけで、いろいろな生物がイネにたかっていました。 この蛾は昆虫班の野澤さんに聞きましたが現物でも同定は難しい種だそうで、コベニスジヒメシャク、フトベニスジヒメシャク、ウスベニスジヒメシャクのいずれかと いうことでした。雨に濡れて、サビキコリ類、アオドウガネなどもいました。
クモはイネの味方のようですが、ヤサガタアシナガグモ、イオウイロハシリグモ、ジョロウグモ、オオシロガネグモが、畦に腰を降ろして右から左に見渡しただけで観察できました。
ヤサガタアシナガグモ イオウイロハシリグモ ジョロウグモ オオシロガネグモ
雨も上がったので湿地の水辺も手入れをしました。

3段目はアメリカザリガニがかなり潜んでいました。 子どもを抱えたアメリカザリガニがいました。子どもの数を数えてみたら130ついていました。 たいへんな繁殖力です。


ツリフネソウが広がって勢力を奮っています。ヘクソカズラやコバノカモメヅルは実をつけていました。
ツリフネソウ コバノカモメヅルの実 ヘクソカズラの実 ノササゲの花

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation