生田緑地の自然保全活動

防鳥ネット外しと周囲の草刈り
日時 2009/7/10(金) 09:50〜15:30
場所 生田緑地
参加 岩田臣生、岩田芳美

11日予定の水辺調査ができるように、防鳥ネットを外し、池周囲の草刈りをするために谷戸へ降りました。
木道わきのヨシに見慣れないトンボが交尾しているのを見つけました。オナガサナエです。
生田緑地の水流は緑地の末端で暗渠となり、五反田川に排水されていると思います。 五反田川は多摩川につながっていますが、オナガサナエが棲息できるような川ではないと思います。 多摩川には棲息していますので、多摩川から飛来したと考えるのが妥当ですが、連結して飛来するには距離があるのです。 この場面に出会えたことは、自然からの嬉しいプレゼントだと思います。

まず上の田圃2枚の防鳥ネットを外しました。まだ、交尾が続いています。 次に下の田圃の防鳥ネットを外し、最後にヨシ原の池の防鳥ネットを外しました。
田圃の防鳥ネットにも畦の草が絡みついていましたが、ヨシ原の池の防鳥ネットでは周囲の草を剪定鋏で切りながらでないと外すことができませんでした。 しかもオオミゾソバの刺が手に刺さります。
防鳥ネットを外しておいて、更めて池の周囲の草を刈りました。
オオシオカラ♂が飛来して、ヨシに止まりました。
アメリカザリガニ・トラップには6〜8cm大が5匹入っていました。


次に下の田圃の周囲の草刈りをしました。
田圃の奥の水流を覆っていた草もある程度刈って、流量調査ができるようにしました。
田圃の稲の間には、コナギが広範囲に育ち始めています。
オオシオカラトンボ♂が2匹、シオカラトンボ♂が2匹、ショウジョウトンボ♂が2匹来ていました。


上の田圃下の池を覆っていた草も刈りました。
アメリカザリガニが穴に逃げ込みました。トラップには4〜8cm大が5匹入っていました。
まだオタマジャクシが泳いでいます。
上の田圃の畦の草もざっと刈りました。

湿地の池の周囲もざっと草刈りをしました。
アメリカザリガニ・トラップには4cm大が1匹入っていました。 このトラップは同じ3段目の別の場所に移動しました。
谷戸のいたるところが湿地になってきたので、湿地と言っても何処のことかが分からなくなってきました。 上流側がハンノキ林、下流側が畑という位置です。
オジロアシナガゾウムシエゴシギゾウムシなどのゾウムシがいました。 その他、次の写真のようなゾウムシもいました。後日、タバゲササラゾウムシと分かりました。
クロバネツリアブがツリフネソウに止まりました。
帰り道の木道の上でキマワリに出会いました。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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