生田緑地の谷戸の自然保全活動
アメリカフウロ駆除

日時 2009/5/3(日) 10:00〜14:30 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

今年度の哺乳類調査を開始する時期となりました。 (財)日本自然保護協会から、まだ調査地点を決めてしまわないで様々な地点で調査した方が良いとのアドバイスを戴いていたことを思い出し、 再度、哺乳類のフィールドサインを調査することにしました。
連休ということで来園者が多く、園路を外れて樹林に入ることが気になる状況でしたが、 昨年調査した地点から遠いエリアを3ヶ所調べました。 アズマネザサを掻き分けて探すものの、よく利用されていると思われる獣道で撮影に良い地点がなかなか見つかりません。
普段入ることの無いエリアでは、樹林の遷移が進んで、常緑樹が多くなり、アズマネザサが枯れ始めて、荒れた感じの場所が多くあることに驚きました。 生田緑地の樹林について、遷移促進をどう考えるかの議論を急ぐ必要があると痛感しました。 かなり広い範囲で遷移が進みつつあると思われます。 「生田の雑木林」として保全することを考えるのなら、常緑樹林化を抑制する植生管理を早期に実施する必要がありそうです。
午後、岩田芳美と合流し、谷戸のフィールドを見て歩きました。
上の田圃の下側の草地にアメリカフウロが咲き出しているのを見つけて、急遽、駆除することにしました。 抜き取るのは簡単なのですが、やり出すと際限なくある感じです。 カナムグラも繁茂し始めています。 選択的除草をしなければならない季節になったようです。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation