生田緑地の谷戸の自然保全活動
湿地の水辺再生など

日時 2008/12/24(水) 10:00〜12:30 曇
場所 生田緑地湿地
参加者 雛倉正人、岩田臣生

生田緑地の湿地再生地と呼んでいる場所は昭和30年代中頃まで田圃だった場所です。
元の地主さんの話では、狩野川台風の時に土砂が堆積してしまったので田圃を止めたとのことでした。
その後は畑として使う努力をされていたのですが、どこからともなく水がしみ出してくるため、苦労されたようです。
また、田圃だった頃には、この一番上の田圃にはカワニナがウジャウジャいたと、今でも話をされます。余程、印象が強かったのだと思います。
湿地再生の活動を始めてからまる4年が経過し、谷戸全体が湿地に戻りつつありますので、湿地という呼び方は適切ではなくなりつつあります。 植生管理計画ではB05地区としたゾーンです。
この一番上の田圃だった場所の一部に棚田状の水辺を再生する活動を今月から始めました。この日は、その3日目の活動です。
一部というのは動植物への影響に配慮し、取り返しのつく範囲という考えからです。スゲ類の繁茂している場所に接した場所を対象にしました。
掘り方は、草の根とともに表土を薄く剥ぎ取るような形で行いました。 現時点では、ごく浅い水域なので、湧水量の少ない季節のことは気になります。 また、アメリカザリガニ対策のためにも、この水域の一部に少し深い場所をつくっておくことも必要だろうと思います。


日時 2008/12/24(水) 10:00〜12:30 曇
場所 生田緑地ハンノキ林〜田圃
参加者 城本法子、岩田芳美

田圃の主たる肥料は落葉です。木道の上にたまった落葉を田圃に運び入れます。
ハンノキ林地区(A07)の保全活動では相変わらずアオキを伐採除去する活動が続いています。若いアオキは引っ張って抜き取ります。
また、南側地区の一部のアズマネザサの刈り取りも行いました。


日時 2008/12/24(水) 12:50〜13:30 曇
場所 生田緑地竹林
参加者 岩田芳美、岩田臣生

湿地南側のデッキのベンチでお弁当を食べていたら、ジョウビタキ♀が湿地の茂みにやってきました。
竹林地区(A08)の残っていた水流も伏流してしまっていることが気になっていました。
昼食後は、この水流を再生する活動を行いました。
砂礫の混ざった土は柔らかく、何度も繰り返して手を入れる必要がありそうです。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation