田圃の水の管理、湿地の草刈り
【2005/8/7 更新】
日時 2005年8月7日 
場所 生田緑地 田圃、湿地
参加者 岩田臣生、芳美
気温32℃

暑い日が続いて、そろそろ出穂しているのではないかとホタルの里へ降りました。
途中の木道の手摺りに大きな幼虫がいました。トビモンオオエダシャクの幼虫でしょうか。

大きなナナフシは逃げ足は素早いのですが、捕まると全身を枯れ枝の如く伸ばして動かなくなります。捕まってからそんなことをしても遅いのですが...。


上の田圃に入る水が細くなっていたので修復しているとカミさんが大声で呼びます。 2割ほどでしょうか。出穂しています。
外周の溝を掘った時に抜いて畦に置いておいた稲にも穂が出始めていて驚かされます。
畦に生えたジュズダマも花穂をつけています。
オオシオカラトンボのペアが水路で産卵していたのでカメラを向けたら、こちらに飛んできて直ぐ近くの手摺りの上にとまりました。
◆オオシオカラトンボ♂5、♀2、アメリカザリガニ 5、ホトケドジョウ

下の田圃の稲は大きさが揃っていません。でも、何本かは穂が出始めていました。
水の出入りを確認して、一部溝を掘り直しました。
◆オオシオカラトンボ♂5、♀1、アメンボ、クロアゲハ

昨年に比して1週間遅れでの出穂ですが、稲の穂が出始めて一安心です。
木陰に入って一休みしました。
ホタルの里の夏の景色も、昨年とは少し違う様に感じます。
今夏、田圃の近くにはヨシが元気です。ムクドリの姿がありません。
ノカンゾウが咲き、オカトラノオ(属)が咲き出しています。木道脇の湿地の状態はいい状態だと感じています。

さて、次は湿地再生地です。
湿地に導いていた流れの水量が非常に少なくなっています。
区域内は2段目、3段目の水が一部を除いて消えています。
小さな溜まり水に取り残された生き物はどうなるのでしょうか。夕立が欲しいですね。
この湿地では当初の目的の一つであった田圃雑草が復活しました。これらも水が枯れてしまうと問題です。
ススキを刈りながらも水のことが頭から離れません。

←ナガコガネグモ♀が網を張っていました。
帰り道に、セミの死骸を食べていたベッコウヒラタシデムシを見つけました。
写真を取ろうとしたら、素早くセミの下に隠れました。セミを少し動かして撮らせてもらいました。
昆虫などの死体を分解してくれる生き物です。

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