生田緑地の谷戸の自然保全活動



日時 7月8日(木) 14:00〜17:00 晴、非常に蒸し暑い
場所 生田緑地下の田圃
参加 岩田臣生

ホタルの里の草原の上空をオニヤンマが悠然と飛んでいる。赤トンボが1尾、一緒に飛んでいる。夏模様...。
田圃の畦の盛土作業の3日目である。ニュースでは35℃まで、気温が上昇していたとか。
枡形山の方角からホトトギスの声が響いてくる。
作業を止めて帰ろうとしたら、横山さんが出てきて、畑仕事を始めたので、垣根越しに少しお喋りをした。

...バケツで土を運んで、畦の土盛をしていることについて、異常な暑さの中の作業なので心配して見ていたとのこと
...イネは順調に育っている、茎が太くなっているということ
...今年のホタルは少なかったという話から、昔、横山さんが田圃をしていた頃は沢山のホタルが見られたという話。土日の見物客が多くて、煩かったという話。見物客のマナーの悪さの話。
...そして、どうしたら昔の様なホタルの乱舞が見られる様になるだろうかということから、「昔、田圃をつくっていた頃、一番上の田圃にはカワニナがウジャウジャいたよ。その頃は、ホタルが多かったよ。」、「やっぱり、カワニナがいないとだめだよ。」、「沢だけでは、(カワニナは増水時に)流されてしまう。」という重要な話を伺った。
...また、田圃の生き物の話になり、ホトケドジョウの話、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシの話、ミズスマシ等甲虫はまだいない話、トンボのヤゴの話が続いた。
...また、生田緑地のヘビが減っているという話になる。シマヘビは田植え前にはよく来ていたが、最近は見ないこと。アオダイショウは時々見かけること。大きさは1m20cmぐらいであること。ヤマカカシは殆ど見かけなくなったこと。そして、マムシはすっかり見なくなったこと。田圃でカエルが増えれば、ヘビも増えてくれるのではないかという話になる。
...田圃の隣の保全区としたところにヒメガマが増えているのが気になったようである。ここの草の勢いは凄いので、稲作という観点から見れば問題だと...。ヒメガマは特別扱いしていること、生田緑地でも群生しているところは無いという話をしたが、この辺から、また昔話になっていった。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation