生田緑地の谷戸の自然保全活動


樹林調査
日時 2004年6月15日(火) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 ばら苑南西の雑木林
参加者 岩田臣生、岩田芳美、藤間煕子

 午前中は、藤間先生の生田緑地ばら苑地区の樹林調査を手伝った。ここには、生田緑地の中でも、ずば抜けて良好な樹林環境が保たれているところがあるが、
そこでは林床植物が 70 種類を数えたことで、藤間先生もすっかり気に入られた様である。しかし、何故か、その地区にはタマノカンアオイは見つからなかった。



プールのヤゴの救出
日時 2004年6月15日(火) 13:40〜16:00 晴
場所 稲田公園児童プール
参加者 岩田臣生、岩田芳美、佐伯久美

 さて、稲田児童プールのヤゴ救出のためにはウエイダーが必要ということが、昨日の作業で分かったが、青少年科学館にあると聞いていたウエイダーが見つからず、急遽、某釣り具店に走って、購入した。
 水泳スタイルでとも思ったが、不潔感はぬぐえなかった。
 今日は、佐伯さんが手伝ってくれることになり、岩田(芳美、臣生)の 3 人で作業することとなった。
 当然のことながら、一番深い方から作業を始めた。網で底に溜まった落葉や藻を拾い出して、それをプールの縁にあけて、その中から、ヤゴを拾い出すという手順である。
 土壌生物の採集方法と殆ど変わらない。凄い勢いで作業が進んで、バケツの中はたちまち、ヤゴが塊をつくるまでになってしまった。
 ヤンマらしいヤゴも 1 匹見つけ、イトトンボらしいヤゴも 1 匹見つけた。アキアカネと、これとは色の異なる非常によく似たヤゴ(これは、ノシメトンボではないかと思われるが)が 915 匹、
 オオシオカラトンボ 17 匹、ギンヤンマ 1 匹、イトトンボ類 1 匹、合計 934 匹であった。イトトンボ類は小さくて目立たないので、余程注意して探さないと見つけられない。

上は救助したヤゴたち



左は稲田公園の児童プールで作業中の佐伯さん(手前)と私(奥)である。

水曜日、木曜日は助っ人が見つからず、稲田児童プールのヤゴ救出作戦は 2 日間で終了せざるを得なかった。
救出したヤゴは、合計 1480 匹であった。 


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation