田圃再生 16
日時 2004年5月21日(金) 14:00〜16:00 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生、岩田芳美
昨日、千葉県多胡町から稲の苗が届いたとの連絡が、平川班長からあったのだが、台風が近づいているという天気概況を聞いていたものだから、雨の中、苗を田圃まで運ぶのは見送らせてもらった。今日は、晴れたので、少しでも早く、田圃の水につけてあげたいと思い、「今日は都合が悪い」という平川班長から稲を戴き、田圃に運ぶことにした。
初めは、戸隠不動側の出入口から運び入れようと思ったのだが、途中で行き止まりの道を入ってしまい、バックで戻るはめになった。別の道を探しているよりもと思い、北部公園事務所前まで車で入らせてもらい、谷間の探勝路経由で、稲を田圃まで運んだ。
田圃は水位が高くなって、排水口から凄い勢いで水が出ているのだが、間に合わない様だ。排水口を2箇所開けて、導水管はボールで塞いで水を止め、上の田圃への取水口を塞いだ。
シマヘビが1匹草むらに逃げ込んだ。
シオヤトンボ2匹が、畦道に置いた乾いた草の根の上で日光浴に余念が無い。そこを通ると、面倒くさそうに飛び立つが、直ぐに戻ってくる。
田圃の中には、オタマジャクシが泳いでいる。先日のオタマジャクシが、増水した水に泳ぎだしたのだろうか。田圃の中が急に賑やかになった様な、嬉しい気分になった。
苗は、箱から出し、ビニール袋から出して、田圃に置いた。すると、稲が入っただけで、泥水溜まりが田圃に見えてくる。何とも懐かしい景色が広がった。
岩田(芳美)も来て、二人で作業をしたが、今日は、苗を田圃に置くのが目的であったので、早めに切り上げて、枡形山下の谷戸に、鈴木さんのトラップの虫を回収しに行くという岩田(芳美)につきあった。
谷戸の入口付近で、体長40mm(腹部31mm)、2本の尾(77mm)、産卵管(尾の端部から1〜2mmのところまである)、触角(21mm)、黒と黄色の綺麗な模様がある蜂を見つけた。後で調べたところでは、オオホシオナガバチだろうと思われる。
トラップで採集される虫は、時期によって、顔ぶれが違ってくる。同じ種類が集中的に採集されるのは発生時期にぶつかっているのだろうか。それとも別の要因によるものだろうか。アズマネザサやアオキが繁ってきていて、春先に入った頃に比べると視界がきかなくなってきた。
回収を終えて、田圃に戻ると、横山さん夫妻が畑に出ていた。タケノコとフキの御礼を言って、暫し歓談した。また、田植えは苗の様子次第という話とした。
帰りがけに、池の周りで犬を放して遊ばせている人がいた。犬はつないでくれる様にお願いしたが、ハイと返事はしても何もしようとしない。何度もお願いして、やっと放してあった犬を呼び戻した。私達は時間に追われて、繋いだかどうかまでは確認せずに、その場を離れなくてはならなかった。
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