里山の自然学校2025
第 3 回《プールのヤゴの救出作戦》
【2025/6/1 更新】
日時 2025年 6月 1日(日) 8:50〜10:00 曇 場所 多摩区稲田公園児童プール 稲田公園児童プールに到着した時には、プールの中にカモが3羽いました。 プールの排水弁を全開にして、排水を開始しました。 アオモンイトトンボが3頭、プールサイドを飛んでいました。 ![]() ショウジョウトンボ(オス)が1頭、プールの上を飛んでいました。 ![]() この日は、里山の自然学校のプールのヤゴの救出作戦です。 里山の自然学校のプログラムの中で、このプログラムだけは稲田公園児童プールで開催しているのですが、2004年に活動を始めたばかりの水田ビオトープ班に対して、 川崎市北部公園事務所から相談があったことから、里山の自然学校のプログラムの一つとして企画したもので、2005年以降、毎年実施してきました。 夏の市営プールを開業する前に、そこに棲息しているトンボのヤゴを下水に流してしまうのは適切ではないと考えて、 できるだけ羽化させて、川崎の空に放そうという活動です。 そのヤゴは、前年のプールの営業が終了してから、このプールで産卵したトンボの卵が孵化したもので、諸条件によって異なりますが、記録によれば、 多い年には、7000匹超を記録したこともあります。 1日で数千匹のヤゴを採集できることは、普通にあることではないので、子どもたちにとっても、インパクトが大きいようです。 里山の自然学校では、採集したヤゴのうちの数匹を、参加者が持ち帰って、羽化観察を行い、羽化させてもらっています。 この活動は、里山の自然学校のプログラムの中の一番人気のプログラムです。 日時 2025年 6月 1日(日) 10:00〜15:00 曇 場所 多摩区稲田公園児童プール 参加(里山の自然学校 2年生)杉山智基、関山敢太、山崎晃汰、峰和菜子 (里山の自然学校 1年生)数納太一、竹内 羊、福井絢音、前場理宏、三重野寛太 村田乙峰、山室幹太、山本瑛大 12 名(欠席 0) 卒業生サポーター 佐野詩織、安達湊都、原田天雅 水田ビオトープ班の応援 東 陽一 講師サポーター 伊澤高行、廣瀬朗子 講師・事務局 岩田臣生 合計 19 名 プールのヤゴの救出作戦は、プールの水を落としながら、子どもたちが入れる深さになったら入って、手網でヤゴを掬い、各自の洗面器に入れていきます。 その洗面器のヤゴがたまってきたら、バケツに回収して、最後に、採集したヤゴの個体数を数えています。 洗面器やバケツに入れる水は、水道水を使っています。 ![]() 手網は数種、用意した中から選んでもらいました。 ![]() 一番浅いプールは、活動を始めた時には、水が殆ど無くなっていて、落葉や藻などが水に浸かっている程度でした。 その溜まった落葉などを掬って、その中を調べると、そこにヤゴが隠れていることが分かります。 ヤゴは探し出すのだということが分かれば、後は、ヤゴが隠れていそうな場所を手網で掬って、ヤゴを採集できるようになります。 アカトンボ、イトトンボなどのヤゴを見つけ、更に、ギンヤンマのヤゴを誰かが1匹採集したら、 今度は自分がという気持ちになるのでしょうか、皆の動きが変りました。。 サポーターまでも、ヤゴの採集に夢中になってしまいました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2段目のプールのヤゴの救出作戦を開始しました。 すると、水が消えたプールに、シオカラトンボが飛んで来ました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お昼のお弁当を食べました。 ![]() ![]() 一番深いプールのヤゴの救出作戦を開始しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 採集したヤゴの数を数える活動を始めました。 今までなら、女の子数人が、率先して、個体数を調べて記録してくれたのですが、今回は、ギンヤンマが出続けていたので、全員が採集を止めようとしませんでした。 それでも、里山の自然学校1年生の男の子2人が参加してくれました。 ところが、数え終わりそうになる度に、採集し続けている人たちが、ヤゴを持って来てくれるので、「採集は終了」と叫ばなければなりませんでした。 ![]() ![]() ![]() 15:00 を過ぎてしまいましたが、集合写真を撮りました。 ![]() 更に、保護者の皆さんが迎えに来ているところで、持ち帰るヤゴを、水を満たしたペットボトルに入れていきました。 ヤゴを羽化させるための飼育方法についての説明をできませんでしたが、慌ただしく、解散にしました。 ![]() ![]() 救出したヤゴの個体数 アカトンボ 4,055 シオカラトンボ 33 イトトンボ 11 ギンヤンマ 29 合計 4,128 |