里山の自然学校2025
第 2 回《田植え》

【2025/5/25 更新】

日時 2025年 5月 25日(日) 10:00〜15:00 曇(前夜から直前まで雨)
場所 集合(市民活動室)、活動(上の田圃、雑木林)
参加(里山の自然学校 2年生)杉山智基、関山敢太、山崎晃汰、峰和菜子
  (里山の自然学校 1年生)数納太一、竹内 羊、前場理宏、三重野寛太
              村田乙峰、山室幹太
                                  10 名(2名欠席)
卒業生サポーター    安達湊都、原田天雅
水田ビオトープ班の応援 東 陽一、加登勇司、北川英樹、政野祐一
講師サポーター     伊澤高行、廣瀬朗子
講師・事務局      岩田臣生               合計 19 名

里山の自然学校は、2005年5月に開校して、今年、第21期生12名を迎えて、この日は「田植え」を行いました。
田圃は、(通称)上の田圃です。
上の段は 2005年に再生した田圃で、下の段は 2006年に再生した田圃です。
調査団としては、生田緑地の谷戸に生き残った多摩丘陵在来の生物のための田圃を目指して、水辺保全を行っています。
生きもののための田圃ですが、里山の自然学校の子どもたちの米づくりを体験する場として活動しています。
植える苗は、コシヒカリの種籾 2kgを、育苗箱 10枚に蒔いて、岩田が自宅のベランダで苗づくりを行ったものを、前夜、雨が降り出す前に車に積んでおいて、 当日の朝、生田緑地整備事務所裏に運びました。
朝、水田ビオトープ班里山倶楽部チームが集合した頃には、殆ど、雨とは言えない程度の降り方になっていました。
苗は、育苗箱から外して、雑のう袋に入れて、手に持って、田圃まで運ぶのですが、準備ができてしまったので、子どもたちの集合を待たずに、 先に、田圃まで運んでもらいました。

里山の自然学校の参加者が集まりました。
昼までに、田植えを終わらせたいので、トイレにだけ行ってもらって、着替えだけ、部屋に置いて、田植えに使う洗面器を持って、田圃に向かいました。


(田植え)
田圃に着いた所で、洗面器に適量の苗を入れて、手渡しました。

上の田圃の下の段の田植えを行いました。
ここは、2006年に、既に、田圃の状態ではなくなっていた場所を掘って、水を入れて、再生した田圃です。
縦横に、モグラ穴が走っていて、直ぐに水が涸れるし、土は硬いという状態でしたが、今は、田圃の土に近づいていると思います。
初めは、裸足になって、洗面器に苗を入れて、田圃に入って、目印ヒモに沿って、1列に並んでもらいました。
過去には、裸足で泥田に入るのを恐がって、なかなか入れない子がいて、並ぶだけで、時間をとられたこともありましたが、今回は、直ぐに、田植えを始められました。
そこで、1回に植える苗、5〜8本を見てもらって、各自、自分の洗面器から苗を取って、まず1回、植えてもらいました。
あとは、@各自の前の数ヶ所の目印の所に、苗を植えること、
A植えたら1歩退いて、洗面器も退げて、足跡を消して、目印紐が張られるのを待つこと
これの繰り返しです。







































下の段の田植えを終えて、上の段の田植えを行いました。
上の段は、2005年春に、レンゲ畑を楽しんでから、田圃に再生した田圃ですが、下の段とは異なり、深い泥田です。
何人かは抜けて、代わりに、卒業生や大人も参加しました。










田植えを終えて、記念の集合写真を撮りました。


お昼のお弁当を食べました。


トイレに行っていて、田植え終了時の集合写真に入れなかった子がいましたので、再度、集合写真をとりました。


(自然観察)
午後は自然観察を考えていましたが、いつ雨が降ってもおかしくないような曇空のため、水辺にトンボが見られませんでした。
そこで、雑木林の自然観察を行うことにしました。


(萌芽更新地区)








萌芽更新地区下の林縁には、ナルコユリが花をつけていました。

テントウムシの幼虫など、あちこちで幼虫を観察しました。




芝生広場、戸隠不動尊跡を経由して、枡形山広場に寄ってから、市民活動室に戻りました。
室内では、田植えの感想を発表していただきました。


天気が心配されましたが、田植えを終えて、解散しました。
次回は、プールのヤゴの救出作戦で、場所は稲田公園児童プールです。
最寄り駅は、稲田堤駅です。
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation