日時 2024年10月6日(日) 10:00〜15:00 場所 生田緑地整備事務所裏 参加者)第20期生(8名)杉山智基、関山敢太、富岡橙生、福井宙、増田健、山崎晃汰、横山芽立、峰和菜子(11:55〜) 卒業生サポーター(1名)安達湊都(中1) 応援サポーター(3名)東 陽一、北川英樹、佐藤優子 講師サポーター(2名)伊澤高行、廣瀬朗子 事務局・講師(1名) 岩田臣生 参加者合計 (15名) 第9回里山の自然学校<脱穀>は、生田緑地整備事務所裏のヤードで、脱穀を行いました。 ここに、水田ビオトープ班の倉庫を、川崎市が設けてくれてから、ここが水田ビオトープ班の活動拠点となっています。 9:00頃はまだ霧雨が残っていましたが、集合時刻の10:00までに、次の様な準備を済ませました。 @クヌギのドングリが転がっているヤードを竹箒(たけぼうき)で掃いて、掃除すること Aイネコキ機(脱穀機 だっこくき)を倉庫から出して、埃を払って、回転部に556を吹き付けること B唐箕(とうみ)を倉庫から出して、埃を払って、使用できる状態にすること C手箕(てみ)を倉庫から出して、洗って、乾かしておくこと Dオダ場から運んだイネを置くためのシート、脱穀で飛び散った籾(もみ)を受けるためのシート、唐箕使用時に飛び散った籾を受けるためのシートなどを広げること 集合 10:00 市民活動室に集合してから、活動を開始しました。 前回、オダ場に干したイネを取りに、谷戸に降りました。 朝まで、霧雨が残っていましたので、階段や木道は滑りやすくなっていました。 例年、2〜3回往復するイネ運びでしたが、今回は1回、運び上げるだけで済んでしまいました。 5月に田植えを行った稲(イネ)が育って、8月に開花し、実を結びました。 その稲穂から、茎葉を取り除いて、一粒一粒の実(籾)を取り出すのが、脱穀です。 脱穀は、最新式イネコキ機と書かれた足踏み式脱穀機を使います。 毎年、最新式という標記が、参加者の関心を集めます。 谷戸から運び上げたイネは一ヶ所に積んで、しっかり握れるように束を作り直すサポートを行いました。 脱穀機で行うイネコキについては、一人ずつ、実地指導しますが、先ず、稲束の持ち方について教えて、確認しました。 握り方が弱いと、稲束をイネコキ機に引きづり取られてしまします。 脱穀機にかければ終わりではなく、稲の茎や葉などは取り除かなくてはなりません。 いわゆる、選別(せんべつ)という過程が重要になります。 足踏み式イネコキ機が恐くて、少し引っ張られただけでイネを放してしまうことがあって、その度に、巻き込んだイネワラを取り出して片づけるために、 時間を取られることがありました。 このようなことが起こらないように、握らせておいてから、急に引いて、抜けないか試すという、握り方テストまで行いました。 いよいよ、イネコキです。 足踏み式イネコキ機の足踏みは私たちが行い、初めは、一人ずつ、機械のどの辺に、どのように、稲束を入れていくかを確認してもらいました。 参加者の手が機械に巻き込まれることが無いように、初めは稲束まで抑えて、イネコキをしてもらいました。 慣れてきたところで、イネコキ機のサポートは交代しました。 足踏みも、楽しませてもらった子がいたようです。 イネコキ機にかけるための稲束を渡す担当は、卒業生サポーターも活躍してくれました。 イネコキ機から出てきた物の中には、大小、様々な茎や葉が混ざっていましたので、唐箕にかける前に、手を使って、籾以外のものを取り去る活動を始めました。 驚いたことに、そのような活動に、積極的に参加してくれる子もいました。 手箕を振るって、軽い茎葉や空籾を飛ばすことも行いました。 唐箕を使って、選別を始めました。 この唐箕は、里山の自然学校の活動を始めてから購入した軽量の機械ですが、参加者が関われる機会の多い手回し式のものにしました。 興味を持って、楽しく参加したがる子も多くいます。 もう少しで終わりそうなところまで進んでいましたが、お昼になったので、お弁当にしました。 市民活動室でも良いことにしたのですが、窓が開けられない状態になっていたので、換気ができません。 曇って、気持ちの良い気温になっていたので、活動していた場所で食べました。 活動を再開しました。 脱穀、選別も直ぐに終わり、掃除も行い、後片付けまで終わったところで、集合写真を撮っていなかったことに気がつきました。 そこで、全てを片づけ終わったヤードで、集合写真を撮りました。 それから、市民活動室に移動して、感想を聞いたり、恒例の生物しりとりなどを行い、15:00 解散しました。 |