里山の自然学校2024
第04回《ホタル観察》

【2024/6/16 更新】

日時 2024年 6月 16日(日) 16:00〜21:00 晴
場所 生田緑地ホタルの国&市民活動室
参加(里山の自然学校 2年生)佐野詩織
  (里山の自然学校 1年生)杉山智基、関山敢太、富岡橙生、西村悠豊、福井宙、増田健、
              山崎晃汰、峰和菜子、横山芽立(初参加、遅刻)  10名
応援サポーター 伊澤高行、廣瀬朗子
講師・事務局  岩田臣生                       合計 13名


図)活動場所(ホタルの国)図

16:00(市民活動室)
まだ太陽が照らす暑い時間帯でしたが、生田緑地市民活動室に集合しました。
室内では、ホタルがどのような生きものなのかを学習しました。


16:40 生田緑地整備事務所近くのゲートから谷戸に降りました。


特定外来生物ガビチョウの大声が迎えてくれました。


カメノコテントウがいました。
羽化殻が直ぐ近くにありましたので、羽化直後の個体と思います。


オニグルミの実が落ちていました。

ハンノキ林と生田緑地の湧水について学習しました。

面白い形をしたマユミの実を観察しました。

デッキの手摺で、何か小さな生きものを見つけた子もいました。
ムーアシロホシテントウが見つかりました。



木道脇で、ヒラタアブを捕食しているオオシロガネグモがいました。
皆が覗き込んだので、クモは獲物を置いて、何処かへ隠れてしまいました。

ハンノキ林中央部の木道ロータリーで、遅れてきた参加者を迎えましたが、この日が初参加だったので、全員が自己紹介をしました。



竹林下デッキで、ハンノキを観察し、ミドリシジミの卍巴飛翔を観察したかったのですが、この日は出会えませんでした。
ミスジマイマイがいましたので、カタツムリの右巻き、左巻きについて学習しました。



イロハモミジとオオモミジを見比べて、その葉や実の違いを学習しました。


イチヤクソウが咲いていました。
昨年、殆んどが盗掘されましたが、一枚葉の小さな株が残っていました。
また、増えてほしいと思います。


梅ノ木広場では、トウキョウヒメハンミョウがいました。

ルリタテハが飛んで来て、テーブルの上に止まりました。


上の田圃では、皆が植えた苗を観察しました。
疎らな状態でしたが、生き残った苗は元気な様子でした。

木道沿いのヒメコウゾの実の味見が始まりました。
まだ、熟していないのですが。


谷戸の末端のヨシ原地区まで行き、ここのハンノキも観察しましたが、ミドリシジミは観察できませんでした。
夕方の谷戸を観察しながら、梅ノ木広場に戻りました。

梅ノ木広場に戻る途中も、ヤマグワの実を採って食べている子がいました。
これも、殆んどが熟していませんでしたが。

木道脇のヨシの先端を使うヨシ笛を吹いて見せました。

梅ノ木広場辺りで、夕方の弁当にしました。

夕食の弁当を済ませましたが、黄昏飛翔性ヤンマは飛んでくれませんでした。

半月が出ていました。
アブラコウモリではなく、ツバメが飛んでいました。


食後の子どもたちは、木道を走り回っていました。
まだ、少し明るかったので、田圃の状態を見に行きました。
すると、田圃の隅の方に、何かいるのが見えました。
近くに移動して、観察したら、ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)でした。
水の中の何かを捕食していました。


黄昏飛翔性ヤンマはまだ来てくれません。

ヨシ笛にはまった子どもたちは、ホタルより、こっちの方が楽しいと、下の田圃附近で、ヨシを探して、吹いていました。



ホタルが飛ぶ時間になったので、今年の一番のポイントに移動して、じっくり観察してもらいました。
高く飛んで明滅してくれる元気なホタルは少なかったのですが、ハンノキ林に自生するホタルを観賞して楽しみました。
ホタルが葉の上で休み始めたので、谷戸の降り口のゲートに戻り、中央園路を降りて、東口で解散しました。



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