里山の自然学校2023
第05回《夜の昆虫観察》

【2023/ 7/30 更新】

日時 2023年 7月30日(日) 16:00〜21:00 晴
場所 生田緑地 市民活動室、生田緑地
参加(里山の自然学校 3年生)久保田あかり
  (里山の自然学校 2年生)伊藤奏人
  (里山の自然学校 1年生)岩見南翔、早稲田壮真、佐々木和花、佐野詩織、後藤兼辰、
      坂本慶悟、山根浩敬
                         9 名(3人欠席)
卒業生応援)  房安弘太郎
講師・応援   伊澤高行
里山倶楽部応援 中村瑞希
講師(事務局) 岩田臣生
      合計 13 名

7/16(日)で計画していた夜の昆虫観察を、この日に変更させていただきました。
通行止めのゲートを通って谷戸に入りました。

園路両側の叢には、スケバハゴロモなど、様々な昆虫がいました。



ミズタマソウの花や実を観察しました。

クサギの花が咲いていて、吸蜜にきたカラスアゲハ?が、小さなカニグモの仲間に捕まっていました。


アキノタムラソウが咲いていました。

昨夜咲いたと思われるカラスウリの花があり、緑色の実も観察できました。


タマアジサイの蕾が膨らんでいました。

ヒバカリが水流を渡ろうとしていました。
ヒバカリは神奈川県の準絶滅危惧種です。


竹林下デッキで待ってもらって、湿地地区の水の状態と保護植物の開花を観察させてもらいました。
水は途中から涸れていましたが、神奈川県では、ここに保護しているだけになってしまった植物は開花していました。


田圃も完全に水が涸れていました。
オニヤンマが谷戸を上に、下にと、飛んでいました。

ノカンゾウも観察しました。

戸隠不動尊跡で集合写真を撮りました。

石碑に、アミガサハゴロモがいました。

クーラーで冷えている市民活動室に戻って、お弁当を食べました。
何とか、皆、熱中症は免れることができました。


お弁当を済ませてから、整備事務所裏ヤードに、ライトトラップを設置しておいて、中央広場に降りました。
例年、ニイニイゼミの羽化を観察していますが、今年は遅かったようです。
アブラゼミがいました。





奥の池周辺でのセミの羽化観察は諦めて、整備事務所裏に戻り、ライトトラップに集まった昆虫の観察を行いました。



ライトトラップには、モンズズメバチが多数集まってしまいましたが、大騒ぎをすることなく、観察を続けました。

甲虫は、カブトムシ、タマムシ、クロカミキリ、クロカナブン、カナブン、コフキコガネ、その他のコガネムシの仲間などが集まりました。



蛾の仲間は、ツマキシャチホコ、ハグルマトモエ、キシタバの仲間、コシロシタバ?などが飛来しました。




羽化観察できなかったニイニイゼミ、エサキモンキツノカメムシ、アオカメムシの仲間などが飛来しました。


その他、カマキリモドキのような珍しい昆虫も飛来しました。

ライトトラップの電源を切っておいて、子どもたちを帰りの迎えに合わせて、東口と西口に送りました。
それから、冷めたライトトラップ装置を片づけて、帰りました。
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation