里山の自然学校2022
第02回《田植え》

【2022/5/29 更新】

日時 2022年 5月29日(日) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地 市民活動室、生田緑地
参加(里山の自然学校 3年生)池上豪一郎、房安弘太郎
  (里山の自然学校 2年生)柴田綾乃、畠山泰知、吉田絃
  (里山の自然学校 1年生)安達湊都、塩田采央、辻 伊晴、
              石垣来花、伊藤奏人、井上和音、卜部愛理、川口珠璃、河村桧弦、
              久保田隼人、小林紗羅、北條真海、山内貴心
                         18 名( 3人欠席)
講師(事務局) 岩田臣生、岩田芳美     
応援      東 陽一、伊澤高行、岩渕裕輝、加登勇司、鈴木潤三、田村成美、政野祐一
卒業生サポーター 軸丸朝咲、原田天雅
総勢 29 名

(生田緑地整備事務所裏)
生田緑地整備事務所の外壁には、キマダラカミキリや、ウスキツバメエダシャク(蛾)などがいました。



第 2 回里山の自然学校は、田植えです。
苗は、キヌヒカリの種籾をのうけんの通販で購入し、浸種し、4/16(土)に育苗箱10枚に播種し、マンションのバルコニーで育てたもので、昨晩、車に積み込み、今朝、生田緑地に運びました。
育苗箱から外した苗は、雑のう袋に入れて田圃まで運びました。

水田ビオトープ班からは 7人の応援があり、洗面器以外の田植えに必要なものは運んでくれました。


(市民活動室)
今回の参加者は 18名です。
朝の挨拶を済ませ、田植えの参加者を確認し、トイレを済ませ、着替え、履き替えなどは置いて、田圃に向かいました。


(上の田圃地区)
上の田圃地区に着いたところで、アライグマ・トラップと木道の間にシートを敷いて、リュックなどを置きました。
これは、日陰であること、木道通行の邪魔にならないこと、ある程度は目が届くことなどの条件を考えての選定です。


(上の田圃の下の段)
上の田圃の下の段は、2006年につくった田圃ですが、里山の自然学校の1年生 13人が田植えを行い、卒業生サポーターの軸丸さんが植え方を教え、原田君が苗の補充を行いました。
田圃の上をシオカラトンボが飛び回っていました。



(上の田圃の上の段)
上の田圃の上の段は、2005年につくった田圃です。
田植えは、里山の自然学校の2、3年生5人が担当しました。


(下の田圃)
下の田圃は、2004年に再生した田圃です。
湿田で、深く、代掻きを1回しただけです。
田植えは、上の田圃の上の段の田植えが済んでから、希望者が行いました。
稲を植える前に、成長し始めていたミゾソバを土の中に押し込んでもらいました。
活動中の子どもたちの上を、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、そして、クロスジギンヤンマが飛び回っていました。
更に、一時は、5〜6羽のツバメがやってきて、子どもたちの間に割り込もうとしました。


お弁当を食べるために、手足を洗いました。


木陰になっている木道の端に並んで、お弁当を食べました。


集合写真を撮りました。


今日の田植えは早く終わりました。
里山の自然学校1年生は、上の田圃の下の段の田植えだけに取り組んでいましたので、まだ見ていない下の田圃を案内しました。

木道脇に残っていたヨシを採って、ヨシ笛を吹いたら、どうやれば鳴るのかということになりました。
ヨシはヨシ原に沢山生えていますから、自力で降りて、自力で木道に戻るという条件で自由に採らせてみました。
吹き方も、自分で工夫させてみました。
このヨシ笛は、素材の選び方が問題なので、自分で考えることが大切です。


ひとしきり遊んでから、辺りの生きもの観察を始めました。
木道の上に張り出していた樹木の葉上に、ヨツボシホソバ(オス)が見つかりました。
この枝を持って、観察していたら、不思議な形の昆虫がいました。
茅ケ崎の岸さんに写真を見ていただいたら、マエグロハネナガウンカが見つかりました。
  これは、ハネナガウンカ科のマエグロハネナガウンカです。
  羽化直後で、幼虫のぬけがらも写っていますね。
  羽化直後というのは、生態的知見として貴重だと思います。


市民活動室に戻って、着替えを済ませてから、この日の感想を書きました。

感想の発表後も、少し時間がありましたので、卒業生サポーターの希望により、里山の生きものシリトリを行いました。



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