里山の自然学校2011
第8回《稲刈り》
【2011/10/5 更新】
日 時 2011年10月2日(日) 10:00〜15:00 曇
場 所 生田緑地(川崎市多摩区) 参加者 A 鈴木萌恵、山内雄仁、酒見果歩、谷実鈴、内藤真衣 B 野村麻理亜、原田大雅、大江田慧、上野美紀、金田大輝、丹羽小蒔 C 内藤義人、江口暁香、吉田光誠、島津千咲、山本来幸 C 豊島芳璃人、井原沙羅、吉田太誠、高田泰成 20名 講 師 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、鈴木志歩、藤間煕子、山本 晃 金子文隆、小泉恵佑、佐藤利奈、前田 宏 9名 生田緑地に着く頃になって、曇り空から雨粒が落ち始めました。 果たして稲刈りができるのかと思いつつ子どもたちを迎えました。 天気予報は、天気の回復を知らせていました。 公園事務所の会議室を借りていましたので、室内で様子をみようとしましたが、間もなく雨も止みました。 稲刈りのために運ぶ道具類は皆で田圃に手分けして運びます。鋸鎌(のこぎりがま)、バケツ、ポリエチレンシート、ブルーシートです。 外で待っていたサポートメンバーを紹介しました。 谷戸へ降りる階段の途中にシモフリスズメの幼虫がいました。 雑木林の緑が明るくなってきました。 田圃のイネは辛うじて立っているように見えました。 田圃の外周にはたっぷりと水が溜まっています。 このため、子どもたちは裸足になって稲刈りをします。 刈り取ったイネを縛るためのイネワラは田圃への導水路に浸して使いました。 皆の荷物はプルーシートの上に置きました。 また、直接田圃に来ていたサポーターの前田さんを紹介しました。 ここは木道を通る来園者も多く、勝手に子どもたちに話しかけて指導しようとする人もいたことから、稲刈りの参加者については周知しておく必要を感じています。 水田ビオトープ班が田圃の再生を始めた頃の主力メンバーだった美馬さんが長女を連れて顔を出してくれました。 活動再開までには、まだ数年かかりそうです。 稲刈りを始める前に、班毎に1株ずつ刈り取りました。 これを後で、1株の中の花穂の数、1本の花穂についている籾の数を調べます。 続いて、2〜3人ずつ8グループに分かれて、各グループに1本ずつの鋸鎌を渡して、稲刈りをスタートしました。 稲刈りをしていると鳥の巣が落ちていました。 樹木から落ちたもののようです。 上の田圃の下の段の稲刈りを終えて、上の段の稲刈りを始めました。 こちらは、田圃の土の中に足が深く潜ります。 でも、鎌を使うことには馴れたと思います。稲刈りの動作は一段と速くなりました。 刈り取ったイネが木道上の通行を妨げてしまいました。 イネがバラバラで縛るのは大変です。 子どもたちに、刈り取ったイネを揃えることも手伝ってもらいました。 束ねたイネをオダにかける作業も始めました。 そうしておいて、下の田圃の稲刈りをはじめることにしました。 下の田圃は更に深くなります。 そんな田圃の稲刈りをしたいという子どもが7人もいました。 ミゾソバやツリフネソウなどの花が咲き乱れる中での稲刈りです。 下の田圃で刈り取ったイネは上の田圃まで運びます。 稲束づくりで木道上は大忙しです。 ここまでの作業を終わらせたところでお弁当にしました。 お弁当を食べてから、オダにかけたイネにポリエチレンシートをかぶせました。 子どもたちは巨大なサランラップだと言って大はしゃぎでした。 こんな作業が遊びになってしまいます。 それから、恒例の稲粒調査です。 稲刈りを始める前に班ごとに刈り取っておいた稲株について、稲穂の数、1本の稲穂についている籾の数を数えて記録します。 調査終了後、自然観察をすることにしました。 辺りにはツリフネソウとミゾソバが花盛りです。 でも、子どもたちはツリフネソウの花より実の方に関心が高くて、まだ熟していない実を潰している子どももいました。 最後に、稲刈りの済んだ田圃の堰は高くして、水が溜まるようにしました。 感想 ・初めての稲刈りだったので楽しかった。 ・楽しかった。 ・足が汚れた。 ・稲刈りは久し振りで楽しかった。早く、おにぎりを食べたい。 ・今日初めてバッタの脱皮を見つけられたので楽しかった。(ツチイナゴの脱殻でした。) ・初めての稲刈りだったけど上手くできた。 ・稲刈りは楽しかった。 ・稲刈りは恐かったけど楽しかった。 ・今年は量が多かった。田圃の水が抜けていなかったので嫌だった。 ・今年初めて稲刈りをしたけど楽しかった。 ・去年より稲が多くて楽しかった。 ・稲刈りが沢山できて良かった。普段見られない珍しい植物を見れたので良かった。 ・去年も稲刈りをしたはずなのに稲刈りの記憶が無かったけど、今年は楽しかった。 いろいろな植物の名前を覚えられて良かった。 ・稲刈りは初めてだったけど楽しかった。 ・稲刈りは初めてだったので、最初はぎこちなくて、やりにくかったけど、馴れてきて沢山とれたので良かった。 ・稲刈りは初めてだったので楽しかった。 稲穂を数えるのがとても大変でした。 ・初めて稲刈りができると思っていたが、捻挫してしまったのでできなかった。 ・お米の数を数えるのが面倒くさかった。 ・一粒一粒数えるのは大変だったけど、前よりは速くできて良かった。 ・泥に足を取られてズボンが濡れてしまったのでショックだった。 稲穂調査の結果 A班 稲穂 9本/株、籾 1,089粒/株 B班 稲穂10本/株、籾 627粒/株 C班 稲穂11本/株、籾 1,011粒/株 D班 稲穂12本/株、籾 879粒/株 平均 10本/株、 901粒/株 |
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