里山の自然学校2011
第2回《田植え》
【2011/5/23 更新】
日時 2011年5月22日(日) 10:00〜14:30 晴後曇、解散後雨
場所 生田緑地 参加者 A 山内雄仁、酒見果歩、谷 実鈴、永喜康雅、内藤真衣 B 原田大雅、大江田慧、上野美紀、金田大輝、丹羽小蒔 C 内藤義人、江口暁香、吉田光誠、島津千咲、梶 創真、山本来幸 D 島田真衣、吉田太誠、棟安恵万 19人 講師 藤間煕子、中臣謙太郎、梅原和仁、神山歩未、鈴木志歩、岩田芳美、岩田臣生 サポーター 尾形達也、金子文隆、前田 宏 全国的に雨の予報が関東地方だけ午後からの崩れとなり、当日の朝は晴となりました。 田植えは雨でも実施とは言っていましたが、雨の中の田植えは寒くて、裸足で田圃に入る子どもたちには過酷です。 18〜19日の2日かけて稲の苗は下の田圃に運んでおきましたので、子どもたちは洗面器やバケツを持って、田圃に移動しました。 田圃に着きましたが、陽射しが強く、お弁当の入った荷物を日なたに置くわけにはいきません。 柿の木の下にシートを敷いて、荷物はまとめておくことにしました。 シートを広げる時も直ぐに手伝ってくれる子どもがいます。 活動を始める前に、第1回の里山の自然学校を欠席した子ども2人と今日の活動をサポートしてくれる水田ビオトープ班の班員3人の自己紹介をしました。 ここは様々な人が通ります。過去には、勝手に子どもたちの世話をやき始める人もいました。 ですから、子どもたちにはサポートメンバーについても知っておいてもらう必要があります。 それから各自、洗面器を持って、下の田圃に苗を取りにいきました。 下の田圃に仮植えしておいた苗は、また荒らされていました。 どうも、シマヘビがシュレーゲルアオガエルを探したためのようです。 苗は、今年も良好とは言えない状態で、良い状態のものでも葉先が枯れていたりします。 健康な苗で田植えをした経験のある子どもは、こんな苗が育つのかと心配したかも知れません。 初めに田植えをするのは、上の田圃の下の段です。 2006年に再生した田圃ですが、なかなか田圃の土になりません。 また、畦にあるアメリカザリガニの穴の高さ以上に水位を上げることができなくなっています。 思い切って畦を造り直さなければいけないかも知れません。 この日、子どもたちが田植えをしようとする田圃は、外周の溝の部分を除いて水がありませんでした。 田植えの時期の田圃の姿ではありません。 木道を通る来園者が「畑に田植えをしているのか」と言いながら通り過ぎました。 また、今日の活動のリーダーは歩未先生に、その補佐を志歩先生にお願いしたのですが、まだ遠慮があったようです。 今年は、できるだけ、2人の高校生先生が中心になれる機会をつくりたいと考えています。 志歩先生には、うまくできない子どもを見つけて、直接指導し、助ける役を頼みました。 昔の田植えを知っている先生方が夢中になってしまっていたので、歩未先生は号令をかけ難かったようです。 苗が足りなくなったら、下の田圃に取りにいきました。 昨年、稲を植えなかった下の田圃でアメリカザリガニを追いかけて遊んでいた子どもが率先して手伝っていました。 その間に、歪な田圃の隅の方を先生方が田植えをしました。 子どもたちより楽しんでいるように見えてしまいます。 上の田圃の上の段の田植えに移りました。 ここは湛水しているし、土もトロトロになっています。 全員が並べる幅はないので、やりたい人に早い者勝ちで田圃に入ってもらいました。 結果は女の子8人、男の子1人となりました。 2人の高校生先生は、次に手を洗う水が必要になることを知っているので、自分の判断で水を汲んでくれます。 最後に下の田圃の田植えを行いました。 下の田圃の田植えをしている間に、上の田圃の下の段の防鳥ネットを張りました。 下の田圃の田植えをしてきた子どもたちが手足を洗いました。 全員で集合写真を撮りました。 藤間先生がカラスノエンドウの実の笛を教えてくれました。 上手く吹けた子、1位、2位は右の写真の2人でした。 上の田圃の上の段の防鳥ネットも張りました。 公園管理事務所裏に戻ってから反省会を行いました。 半数の子が田植えは初めてとのことでした。 以上 |
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