里山の自然学校2006

特別回【オダづくりと生物調査】
日時 2006/9/16(土) 10:00〜15:30 晴
参加者
 金野光秀、後藤新心、佐武雄太、菅沼祐介、鈴木亮吾、永喜誠洋、堀亮平、村野岳峰、横山卓哉
 星子百合、岩田芳美、岩田臣生
 
5年男子だけの特別回として「オダづくりと生物調査」を行いました。参加者は9人でした。
オダとは何か、竹の組み方など、オダづくりについての話、続いて生物調査の段取りについて話をしてから、各自、思い思いの得物(網やバケツ)を持って、青少年科学館を出発しました。

田圃に着いて、先日運んでおいた竹を組み始めましたが、やはり、今回の竹は太すぎて、子どもたちには太刀打ちできません。

少し進んだところで、危険でもあるので、子どもたちには上の田圃の生物調査を始めてもらいました。

里山の自然学校の活動と平行して、傍らで、オダづくりが進められていました。
午前中の作業で、モニュメントになりそうなオダを2組つくりました。まだ少し、高さなどの調整が残っていますが。

水場で手足を洗って、午前中の活動を終わりにしました。


●上の田圃の調査結果
アメリカザリガニ 86
その他の観察された生物は、サワガニ、ホトケドジョウ、ケラ、カナヘビ、コカマキリ、オオカマキリ、ナガコガネグモ、イオウイロハシリグモ、オオシロガネグモ、ジョロウグモ、ミミズ、エンマコオロギ、コバネイナゴ、ショウジョウバッタ、ナガサキアゲハ、スジグロシロチョウ、モンシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリ、オオシオカラトンボ、オニヤンマなど


佐山、水上は、昼で引き上げるというので、記念写真を撮りました。

日陰にシートを敷いて、お弁当をひろげました。

午後は下の田圃の生物調査をしました。

泥まみれとなった子どもたちの勇姿を写真に納めました。



●下の田圃の調査結果 アメリカザリガニ 170

下の田圃の周辺にはツリフネソウが咲いています。でも、アメリカザリガニを追いかけている子どもたちの目には入らなかったようです。


時間があったらザリガニ釣りをしようと話していましたが、既に2時となってしまいました。それでも、ザリガニを手づかみにすることに馴れてしまった子どもたちは「手づかみでいいから」というので、ハンノキ林上の池も調べることにしました。
はじめのうちアメリカザリガニを追いかけていた子どもたちは、ヌカエビを見つけると、今度は小さな生き物を追うようになりました。


●池の調査結果
アメリカザリガニ 25
メダカ 1、モツゴ 10、ヌカエビ 118、アメンボ 1、ホトケドジョウ 1、サワガニ 1

青少年科学館へ帰る途中で北部公園事務所に寄り、水道を使わせてもらい、足や靴、バケツや網の泥を落としました。
青少年科学館に戻って、着替えを済ませ、今回、アメリカザリガニを 281匹駆除しましたが、何故殺すのか等について話し合いました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation