日時 2019/1/13(日) 10:00〜12:10 晴
ガイド講師 特定非営利活動法人かわさき自然調査団
植物班 田渕まこと
シダ植物班 田村成美
野鳥班 平賀孝政
水田ビオトープ班班長 岩田臣生
サポート 特定非営利活動法人かわさき自然調査団 事務局長 岩田芳美
観察会参加者 24 人(大人 22 人、小学生 2 人)
市内 市内 17名(幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区)、市外 7名(横浜市、町田市、杉並区)
観察コース 科学館前〜野鳥の森〜ツツジ山〜梅園〜ヒマラヤスギ広場〜県の木見本園
内容
木々の葉の落ち、冬鳥の観察に適した時期なので今回は野鳥を中心に観察をしました。
ガイドの自己紹介後、生田緑地産の 15p ほどの大きなヒマラヤスギの松ぼっくり(球果)をばらして種子のつき方を全員で観察しました。
観察コースの大半は野鳥観察会の A コースです。平賀さんのリードで歩きはじめました。
・野鳥の森ではコゲラ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラの混群に何度も出会えました。
・歩いている途中で気になる植物を見つけた方は種子植物、シダ植物のガイドと一緒に観察し、ガイドに質問をしながらという観察会になりました。
・観察した野鳥
コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、
シメ、アオジ
・観察した植物
ヒマラヤスギ、カクレミノ、フウ、マンサク、テイカカヅラ、キヅタ、ノシラン、トチノキ、リョウブ、ハリギリ、
センダン、他
・観察したシダ植物
トラノオシダ、コバノヒノキシダ、クモノスシダ、リョウメンシダ、イノデ、ベニシダ 、オオハナワラビ
ガイドの感想
(平賀)
今日は幸運でした。
野鳥の森入口付近から混群に会え、アオゲラがやや遠くでも見られよかったかな。
梅園では、野鳥観察でもなかなか多くの人が見られる事が少ない、人気の青いルリビタキの雄に会え良かった。
(田渕)
ヒマラヤスギの球果を見て、種のつき方などを観察しました。
カクレミノとキヅタの葉には2つの形があるのを見ました。
全員ではなかったのですが、植物好きの方たちとフウの実と葉、センダンの葉痕、ユリノキの種の飛び方等を観察。
また、落葉樹の樹形や樹皮、ついている実などから何の木かを考えながら歩きました。
冬ならではの観察ができたのではと思います。
(田村)
植物好きの方たちや常連の方たちに、トラノオシダや、コバノヒノキシダ、オオハナワラビ等を紹介しました。
ナラタケ菌と共生する植物に興味があるとか、里山の乱開発反対をSNSで訴えているとか、おもしろい若者たちが参加していました。
(岩田)
観察会直前に科学館裏谷戸の水辺の状態を観察に行ったら、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、シメなどが後から後から次々に押しかけて、水浴びをしていたので、思わず見とれてしまいました。
毎年、秋には泥上げをして、水飲み場として冬鳥に利用してほしいと思っていましたので、沢山の野鳥が順番待ちをして水浴びをしている光景を見て興奮しました。
野鳥以外の動物に出会える季節ではないので、野鳥観察会の進行を体験させてもらうことにしました。
参加者から質問を受けたのは、地層の露頭についてと、トックリバチの空き巣についてのみでした。
つつじ山では、雑木林を育てる会のアズマネザサ刈りを見ることになり、刈られた後の景色の凄まじさに驚きました。
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