生田緑地自然環境保全管理会議市民部会
里山倶楽部A


平成28年度 里山倶楽部A
第6回 谷戸の自然観察、萌芽更新地区のアズマネザサ刈り


日時 2016/10/1(土) 10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地 谷戸と萌芽更新地区
参加者 (6年目)工藤真貴子
    (4年目)山下淳也(高3)
    (3年目)山下香保里、真奈美(小6)
         山下まい、はなの(小6)、ねのは(小3)
         西尾麻子、幸大(小3)
    (2年目)鈴木麻美、美舟(小5)、眞之介(小2)
    (1年目)藤村望美、渓(幼児)、花(幼児)
         猿谷久美子、幸喜(18歳)、明衣(小4)
         池上幸一、豪一郎(幼児)
         山崎孝子、蓮佳(小2)
(生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
(市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美              25名

今年度第6回里山倶楽部Aの活動です。
9月の里山倶楽部Aは、岩田の都合で中止にしましたので、3ヶ月ぶりの活動でしたが、朝まで雨が降っていましたので、皆伐更新地区での活動は諦めました。
現地までの道が滑りやすいのと、繁茂した夏草が濡れていて、危険だと思ったからです。
里山倶楽部Aは、今では、子どもたちが主役になっています。 勿論、作業としては、お母さんやお父さんが主力なのですが、子どもたちが安全に、楽しく過ごせることが大切です。
丁度、谷戸のツリフネソウが咲いていますので、谷戸の観察をしてから、萌芽更新地区の周囲で、植生管理を行うことにしました。


ハンショウヅルの種子の冠毛がほぐれ始めていました。

ジョロウグモが巣を張っていましたが、雨続きで餌となる昆虫は少なかったようで、体が小さく思えました。

ハンノキ林上の池は、水が澄んでいて、アメリカザリガニが丸見えでした。
手摺りには、アカトンボがいました。 その場では、何故か、胸部側面の模様が全く判別できなかったのですが、後で写真を見たら、何のことは無く、アキアカネでした。 目がおかしくなったのかと、心配になりました。

梅畑の草地にはコブナグサ(花)が咲き始め、ゲンノショウコ(花)は咲き続け、、ヒッツキムシ(チカラシバ、キンミズヒキ、イノコズチなど)が見られます。
柿の葉が「柿紅葉」になって、地面に落ちていました。

ピクニック広場から見られていたツリフネソウが一面に広がっていました。
立て替えたオダが青々と、空間にアクセントを与えていました。

ツリフネソウの花から花へ飛び回っているホウジャク類、マルハナバチなどを観察しました。
小学2年生の子が、スズメガの仲間だと知っていたのに驚かされました。

田圃に水を引いている水路にホトケドジョウがいました。
これをイネワラで釣ろうとして夢中になるのにも、驚きました。

葉を喰われたジュズダマには、クロコノマチョウの蛹が幾つも付いていました。
中から光を放っているような黄緑色をしています。
幼虫も蛹も、綺麗な色をしているのに、成虫は地味過ぎる色であるチョウだという説明をしました。

ツルマメが枝豆を小さくしたような実をつけていました。
ダイズの原種とされていることを説明しました。

オオミゾソバも、咲いていました。
オオカマキリ、ハラビロカマキリもいました。

集合写真を撮りました。


鎌を使ってアズマネザサ刈りをしたいと言い出した子どもがいました。 里山倶楽部Aのアズマネザサ刈りを楽しみにしているらしいのです。
観察会を終わりにして、萌芽更新地区に移動し、園路沿いなどのアズマネザサ刈りを行いました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation