日時 2016/7/2(土) 10:00〜14:00 曇後晴 32℃
場所 生田緑地 皆伐更新地区
午前のみ参加 (6年目)工藤真貴子、思由(高1)
(3年目)山下まい、はなの(小6)
(1年目)藤原望美、渓(幼児)、花(幼児)
岩田芳美
午後も参加 (4年目)山下淳也(高3)
(2年目)鈴木麻美、美舟(小5)、眞之介(小1)
額谷悠夏
(市民部会事務局)岩田臣生 14名
今年度第4回里山倶楽部Aの活動です。
既に真夏の陽気で、小さな子どもたちを連れての活動はためらわれますが、少しでも刈っておかないと9月の活動が大変なことになると思います。
手摺にアブラムシがいると言うので見たら、ノコギリカミキリがいました。
手摺と言っても、手摺の下側なので、子どもだから見つかったのですが、園路の手摺に大きなカミキリムシが出ていたのには驚きました。
今回は午前中で帰る人が多かったので、現地について直ぐに、集合写真を撮りました。
夏の植物の成長、繁茂は著しく、草本〜低木の刈り込みを進めることにしました。
皆伐更新地区は樹木が育って、夏は葉や草も茂っているで、活動風景を撮るのが難しくなっています。
昼近くなったところで休憩し、午前中で帰る人たちを見送ってから、お弁当を食べました。
午前中の活動中は、様々な生物との出会いを楽しむ余裕もありました。
いくつかのキノコがありました。
チョウは、クロアゲハ、キタキチョウ、ヒメウラナミジャノメなどが来ていました。
トンボは、オオシオカラトンボのオスとメスの両方、見られました。
水辺から離れた、こんな場所にも来るのだと教えられました。
イチモンジカメノコハムシの幼虫が、ムラサキシキブやヤブムラサキの葉上に見られました。
育ち始めたばかりの雑木林には、ムラサキシキブやヤブムラサキが無数に茂っています。
今回の活動では、風通しを良くするために、コナラなどの周囲は刈りました。
まだ羽化していなかったハゴロモの仲間が、少し見られました。
ベニカミキリがクヌギの萌芽枝の周りを飛んでいました。
野鳥は、ガビチョウ、コジュケイなどの声は分かりましたが、その他は聞き分けられませんでした。
地区内では、オカトラノオ、ヒヨドリバナ、ヒヨドリジョウゴなどの白い花が咲いていました。
ヤマハゼが若い実をつけていました。
お弁当を食べていた時に、奇妙な形をした生物が、参加者の帽子のツバを歩いていることに気が付きました。
移動には不便だと思うのですが、一種のカモフラージュでしょうか。
帰宅後、調べたところ、ウコンカギバ(若しくはヒメウコンカギバ)の幼虫と分かりました。
調査団では、2004年夏に、枡形山広場でライトトラップを用いた「夜の昆虫観察会」を開催しました。
子どもたちを公募して開催した事業で、里山の自然学校のプログラムに「夜の昆虫観察」を組み込んだのは、この事業の経験があってのことです。
そして、このライトトラップに集まった蛾の中に、ウコンカギバ成虫がいたようなのです。
午後は暑さも増して、昆虫たちも姿を消していました。
伐採後も萌芽を出して生き残っている一株ずつのコナラとクヌギ周りのアズマネザサやムラサキシキブなどのヤブを解消したり、実生コナラの周りのヤブを刈り取るなど、
済ませておきたかった活動を行って、この日の活動を終了しました。
ここまでは済ませようなどとノルマを考えてしまうと、参加者に負担をかけてしまいますね。
7〜9月は、昼までで終わりにすると決めておいた方がいいかも知れません。
皆さん、お疲れ様でした。
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