生田緑地自然環境保全管理会議市民部会
里山倶楽部B

雑木林に侵入したモウソウチクの除伐


日時 2015/2/21(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 皆伐更新地区北東側隣接地
参加 国江良三、杉内夏彦、日高信康
  (雑木林を育てる会)白澤光代
  (里山倶楽部A)工藤思由(中2)、山下淳也(高1)
  (里山の自然学校)神山歩未
  (富士通)東 陽一、岩渕裕輝、大槻拓也、丹野光男、中根健彦、長谷川充彦、畠山義之、松原通仁、渡邉信一
  (生田緑地整備事務所)清田陽助
  (生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美         20人

2月の里山倶楽部は飯室山南地区の皆伐更新地区周囲に広がってしまったモウソウチクの除伐を行いました。
皆伐した2010年から雑木林に侵入したモウソウチクを何とかしなければならないと思いながら、 アズマネザサが密生する中でのモウソウチクの除伐という未経験の活動を里山倶楽部Aで行うのは危険が大きいと思われ、4年間何もせずに経過してしまいました。
このままではいけないと思い、昨年11月の里山倶楽部Bの活動で試したところ、予想に反して、非常に楽しい活動となり、またやりたいという希望もありました。 そこで、今回は2回目のモウソウチク除伐を行うことにしました。
今回は里山倶楽部Aチームと里山の自然学校からの参加があり、嬉しいものの心配でもありました。
参加者は20名と多くなったため、ヘルメット8ケ、ノコギリ4本が不足してしまい、生田緑地運営共同事業体の一員である富士植木さんから借りて開催しました。 こうした活動では、ヘルメット本来の目的は当然ですが、装着していると藪の中でも目立つので、全員が使用することが大切だと思います。
集合は生田緑地整備事務所裏とし、ここで用具の受け渡しをさせてもらいました。
活動場所へは枡形山を経由しますが、ここでヤドリギを観察しました。
活動を始めるに当たって、竹を伐るのは初めてという参加者もいたことからデモンストレーションを求められました。 里山倶楽部での、ここでの、この活動は2度目だったため、「続き」という意識が強くてうっかりしてしまいました。 里山倶楽部Aは年間登録なので問題ありませんが、里山倶楽部Bは各回募集のため、毎回が初回という意識が必要です。
改めて説明するといっても、自己流で伐ってきたので、何を注意すればよいのか考えてしまいました。 見本に使ったモウソウチクは伐っても素直に倒れてくれる状態ではなく、根本側を抱えて移動しなければなりませんでした。 この日の活動では、こうしなければならないケースが多いと思われましたので、狙ったわけではありませんが良かったのかも知れません。
特別難しいことではないので、後は自分で伐ってみるだけですが、大きいモウソウチクは重いので、一人では作業しないで、1本伐るのに3人がかりをお願いしました。
また、マンションに伐採したモウソウチクをぶつけることが無いように、隣地境界付近のモウソウチクは伐らないようにお願いしました。

この日の活動場所は150〜250cm高のアズマネザサが密生していましたが、次々にモウソウチクを伐り倒していきました。

前半1時間程活動したところで休憩しました。

後半の活動を開始しました。

活動は時間で終了します。 かなりの数を除伐したと思いますが、まだまだ除伐すべきモウソウチクは残っています。 それは、また活動すればよいと思います。 楽しい範囲でと思いますが、この日はかなり疲れたことと思います。
今回活動した足元には少ないながらも、タマノカンアオイやシュンラン、殆ど枯れ木状態のヤマツツジがありました。
また、モウソウチクの除伐が進んだことで、隣地のマンションの辺りが明るくなった感じがしました。 迷惑をかけるかと心配していましたが、明らかに居住環境が向上すると思います。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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