日時 2013/11/16(土) 10:00〜12:30 晴
場所 生田緑地 野鳥の森地区(菖蒲池南斜面上)
参加 (資生堂)莇 清
(富士通)小滝則康、柴田 信、丹野光男、中根健彦、中根雅貴、畠山義之、渡邊洋己
(生田緑地の雑木林を育てる会)白澤光代
(かわさき自然調査団水田ビオトープ班)小泉恵佑、政野祐一
(生田緑地整備事務所)清田陽助
(生田緑地運営共同事業体)額谷悠香
(かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 15人
11月の里山倶楽部Bは野鳥の森地区のうち、菖蒲池南斜面上側の比較的傾斜の緩い部分の植生管理を行いました。
ここは、高木層がコナラなどの落葉広葉樹、亜高木層はヒサカキなどの常緑広葉樹が優占し、低木層〜草本層をアズマネザサが優占しています。
このアズマネザサは、菖蒲池南の急斜面の縁に近づいた所で疎らになって、急斜面に入ると殆んど見られなくなります。
急斜面の上端部の辺りは、そのぐらい暗くなっています。
当然、急斜面の植生は限られてしまいます。
そこで、今回の活動では急斜面に落ちる縁の部分の常緑樹を少し減らす活動を行いました。
これによって、菖蒲池南の急斜面をほんの少しだけ明るくすることが目的です。
集合は活動対象地に近いビジターセンター2階入口付近にしました。
参加者が生田緑地整備事務所まで往復することを省くためです。
お蔭で、参加者の使うヘルメットやノコギリは事務局が運ぶことになりました。
運搬には車を使いたいところでしたが、東口〜中央広場においてイベントが開催されていることから諦めました。
ビジターセンターでは、前日から「川崎の生物100選」の展示を開始していますが、パネル5枚だけというのは賑わいに欠けるところがありました。
地球環境基金の助成金を受けて実施する事業の一部ですので、展示方法についての検討不足が反省されます。
さて、今回は富士通の畠山、渡邊両氏の計らいにより、同社内のプログラムとの連携による同社社員の参加が実現しました。
これにより同社からは両氏を含めて7人の参加がありました。
資生堂との連携は、昨年のホタル・ガイド・ボランティアから始まりましたが、里山倶楽部にも時々参加して戴いています。
今回は 莇(あざみ)さんが参加してくれました。
外の参加者はレギュラーメンバーと水田ビオトープ班の2名でしたので、初めての参加者が多いものの、事務局の助けとなる人もいることから実施可能と考えていました。
活動対象地の下の急斜面を見てもらい、何のための活動を行うかについて説明しました。
ユリノキしか黄葉していませんでしたが、これを楽しんでから活動対象地の前に到着しました。
ここで具体的な活動について説明し、3グループに分けました。
一つは小泉さんと白澤さんに、一つは清田さんと政野さんに、一つは岩田と額谷さんが面倒をみることにしました。
まずは、伐採材を置く場所をつくってから、その周辺の常緑小径木の3分の1程度を伐採することにしました。
ところが、林内に入ると至る所に落枝や伐採材が放置されていたことから、これらの片付けも進めることになりました。
グループごとに、林内のヒサカキが密集している場所に移動して間伐を進めました。
中間の休憩です。季節がら柿を用意しました。
活動中にタマノカンアオイを見つけて観察しました。
コナラの実生もありましたが、2年目の成長が見られるかは疑問です。
10歳の子どもも夢中になっていました。
最後に、集合写真を撮りました。
子どもの参加者がホトケドジョウを見たいというので、解散後に案内しました。
道具は生田緑地整備事務所裏に持ち帰り、手入れを済ませて、倉庫に仕舞いました。
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