日時 2013/6/1(土) 10:00〜14:00 晴
場所 生田緑地
参加 工藤真貴子、工藤思由、工藤千穂、額谷悠香
(市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美
平成25年度第3回目の里山倶楽部Aです。
参加者が少なく、全員午前中のみということで、皆伐更新地区の実生の保護のための下草刈りのみを行うことにしました。
園路の上にキマダラカミキリが歩いていました。
幼虫は枯れたクヌギやコナラを食べて成長します。
雑木林の中に枯れ木があることも、こうした生物には重要なことです。
皆伐更新地区は2年前とは大きく異なり、様々な実生や草本に覆われています。
しかし、地面はカラカラに乾いています。
生田緑地の雑木林の林床の土は何処も乾ききっています。
モリチャバネゴキブリが沢山いました。
モリチャバネゴキブリは平地の雑木林に生息し、人家ではみられません。
クヌギの樹液を吸って生活しています。
実生の成長は順調だと思っていますが、生田緑地の苗木畑での成長を見ているだけなので何とも言えません。
肥沃な土壌ならもっと大きくなっているだろうと思いますが、庭園ではないので、そのような手入れはすべきではないと考えています。
4〜5月の昆虫の発生時期にダメージを与えられていることが分かるのですが、それも自然の生態系の営みなのだと思い、何もしていません。
昆虫によるダメージは萌芽に顕著で、実生は小さいことが分かります。
これは、その個体の健康度、活力度の違いなのかも知れません。
ここは山の上ではありましたが、アズマネザサの葉で笹船をつくりました。
ウグイスカグラの枝にオトシブミがいくつもぶら下がっていました。
皆伐更新地区へ降りる丸太階段の補修を行いました。
つくってから2年経って、丸太や支柱が腐ってきています。
下から進めていきましたが、気持ちが続かなくなって少し残してしまいました。
前回5月の里山倶楽部Aの萌芽の成長調査の時には枯れてしまったと判断していた萌芽枝の下の方から葉が出ていました。
この切株は皆伐前の毎木調査の時に枯れ木として扱われていたコナラでした。
それが萌芽し、大きく成長していたのですが、昨年枯れたと思っていました。
ところが、生きていたようです。
これで、生き残っている萌芽は4本になりました。
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