生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部A

伐株の萌芽や実生の保護活動


日時 2012/9/1(土) 10:00〜12:00 曇後雨
場所 生田緑地
参加 金子文隆、工藤真貴子、工藤思由(小6)、工藤千穂(小1)、末武宏太(小6)
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美、佐藤登紀子

局所的な雨が予想される天気でしたが、8月の活動を休んでいることから、できるだけの活動をしようと考え、集合場所の公園管理事務所前を出発しました。
現地についた時には、黒い雲が天気の悪化を告げていましたが、活動を開始しました。
でも、直ぐに雨が降り出しました。 初めのうちは、樹陰でしのごうかとも思いましたが、子どもたちがいますので、飯室山の見晴台に避難することにしました。
移動を始めて、直ぐに降雨強度は強くなり、見晴台に着いた時には、地面に川ができていました。
気温はみるみる下がって、11時半頃には23℃になっていました。
叩き付けるような雨も、やがて治まり、12時前には、一旦雨が上がりましたので、解散しました。
保護活動は殆んどできませんでしたが、待望の雨だったので、腹は立ちません。


午後から、雨がどの程度降ってくれたのかを見に行きました。
手摺りにナガゴマフカミキリがいました。
ナガゴマフカミキリ
そこここで、草がなぎ倒されていました。

近いうちに倒れるだろうと思っていた枯れたエゴノキが園路の上に倒れて、砕けていました。
滝のような雨だったので、来園者も歩いていなかったのでしょう。 怪我人が出た形跡はありませんでした。
とりあえず、園路上の倒木のみを片付けておいて、更に進みました。

ハンノキ林上の池の濁りは取れ始めていました。
ここの枯れエゴノキも折れていました。
何よりもうれしいのは、涸れていた水流が復活していたことです。
自然に中干しされていた田圃にも、水が入っていました。

風が複雑な吹き方をしたようで、ススキが様々な方向に倒れていました。

田圃の案山子も、雨に濡れて、気持ち良さそうでした。

生き物も姿を見せてくれました。
キタテハ ツリフネソウとキマダラセセリ 翅の模様が左右で異なるキマダラセセリ イチモンジセセリ コミスジ ハラビロカマキリ幼虫 オオトリノフンダマシ卵のう ツリフネソウが咲き始めました
谷戸の末端の流れも復活していました。

午後の日差しに照らされて、木道から水蒸気が立ち上っていました。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation