生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部A

植生調べと保護活動


日時 2012/5/5(土) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地
参加 金子文隆、工藤真貴子、工藤思由(小学6年)、工藤千穂(小学1年)
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美、佐藤登喜子

第2回里山倶楽部Aの活動を行いました。
自然観察をしながら皆伐更新地区に向かいました。 途中、こんなキノコを見つけました。

タマノカンアオイの花を観察しました。

皆伐更新地区に着いて、まず気になるのがクヌギの萌芽です。 まだ、完全には展葉していませんでしたが、様々な昆虫が来ていました。
区域全体を見ても、昨年との状態の差は明らかで、どこから入ってきたのか考えてしまうようなものも含めて様々な植物が伸びだしています。

植生調査は佐藤さんと工藤くんに任せることにしました。

林縁には大きく伸びたタケノコがありました。
周囲の林の中も含めて11本の大きなタケノコと古い竹を数本除伐しました。 モウソウチクの侵入をくい止めたいと思います。 毎回、少しずつ除伐していくのが、環境に与える負荷も小さくて適切だろうと思います。

萌芽といわず、実生といわず、たくさんのマルカメムシが発生していました。


実生や萌芽の周囲のアズマネザサなど影響のありそうなものを刈り取りました。
今回の植生調査では80種ほどを確認しました。
少し早めでしたが、皆伐更新地区での活動を終りにして、生田緑地の自然観察を行いました。
枡形山広場は大勢の来園者が思い思いに新緑を楽しんでいました。

イヌザクラは花びらを地面に落していましたが、たくさんの白いブラシをつけているようで、面白い造形が見られました。

サワフタギは丁度見頃のようでした。 雄蕊が長くて、花びらを消してみると先程のイヌザクラのブラシに似ています。

城山下谷戸はすっかり雰囲気が変わりました。 雨のお蔭で水流には多すぎるくらいの水が流れていました。

芝生広場の叢でも植物観察を行ってから、解散しました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation