生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部B
第B-3回《生田緑地おし沼地区 A27 の植生管理を話し合う》


日時 2011/6/18(土)10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地おし沼地区 A27
参加 飯室 健、金子文隆、前田 宏、藪 哲二、土屋邦夫
  (多摩区役所道路公園センター)山口泰民
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美
おし沼地区

中央広場の客車前に集合してから、おし沼地区に向かいました。

中央地区とおし沼地区は市道で隔てられています。 下の写真は、その道路に出たところで、正面がおし沼地区です。

下の写真、道路の右手の擁壁の上が生田緑地おし沼地区です。 左手が生田緑地中央地区です。


下図はおし沼地区の地形図で区域を3つの区域に分けて考えることにしました。 ただし、その区域境界はあくまで概念的なものです。
A27-3は平坦で、地元町会によって公園として管理されています。 そのため、私たちの植生管理の対象とはしません。
A27-1およびA27-2は長期間放置されて竹やアズマネザサが繁茂していました。 これを生田緑地の雑木林を育てる会が竹の除伐、ササ刈りを行なって、現状はアズマネザサが50cm以下の高さに広がっています。 2つに分けたのは地形や周辺との接続関係が異なるためです。

まず、両地区の植生を調べて、これを評価しながら目標イメージや植生管理について意見交換を行うことにしました。
A27-1 A27-1 図鑑を調べながらでも分からないものが出てきます A27-1 伐採した竹の切株が残っています A27-1 A27-1 A27-1 A27-1 A27-1 から A27-2へ移動 A27-2 A27-2 は幅が狭くなり、住宅地から区域の中を見通せる A27-2 A27-2
下の写真は北東側隣地との境界部分、左手がA27-2である。
A27-2

A27-1の植生
  優占している種 気になったこと 大事にしたいもの 排除したいもの その他
高木層 コナラ   モミ、ヤマザクラ、クヌギ   ハリギリ、イヌシデ、エゴノキ、シラカシ、不明1
亜高木層         ミズキ
低木層   A27-3(児童公園的利用地)に接している所にムクゲ?(植栽)等がある   竹(現状は切株のみ)、アカメガシワ、ヒメコウゾ、シンジュ、シラカシ、ツバキ ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、ムクノキ、クマノミズキ、ツルグミ、不明1
草本層 アズマネザサ(50cm以下)   コナラ、サンショウ、ムラサキシキブ、ウグイスカグラ、(非公開)1 フジ、シュロ、クズ、ヤツデ、アカメガシワ、ハリギリ サクラ類、シデ類、ムクノキ、エノキ、エゴノキ、コブシ、ハギ、ネムノキ、ミツバアケビ、ナツヅタ、ノブドウ
サルトリイバラ、トコロ類、ヤマノイモ、チヂミザサ、ジャノヒゲ、ヒヨドリジョウゴ、モミジイチゴ、ヘクソカズラ、ツユクサ


A27-2 の植生
  優占している種 気になったこと 大事にしたいもの 排除したいもの その他
高木層 コナラ   ヤマザクラ、クヌギ シラカシ ハリギリ、イヌシデ
亜高木層 コナラ       シラカシ
低木層     カマツカ   ムラサキシキブ、ヒサカキ、ツバキ、イヌツゲ、グミ
草本層 アズマネザサ(高さ50cm以下)   コナラ、ウグイスカグラ   ハリギリ、エノキ、タラノキ、クサギ、アオキ、シロダモ、マサキ、ヤブツバキ、サンショウ、ムラサキシキブ、 フジ、ミツバアケビ
ツユクサ、チヂミザサ、オニドコロ、カラスウリ、ヒヨドリジョウゴ、タチツボスミレ、ヒメヨツバムグラ、ドクダミ、イヌタデ
ヤブニッケイ(蘖)


A27-2 について意見交換を行いました。
A27-2 A27-2 A27-1

話し合いの結果等については後ほどUPします。
取り急ぎ、活動したことの報告です。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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