ハンノキ林の落枝の片付け、アズマネザサ刈り、キズタ剥ぎなど 日時 2016/2/16(火) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林 参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美 ハンノキ林の林床のアズマネザサ刈りを行いました。 シロダモやアオキの実生は抜き取り、キヅタははぎ取りました。 林床は湿地化が進んでいて、1m程度のシロダモも簡単に抜けました。 ハンノキ林の保全は、林床の陸地化を抑制し、可能なら湿地林に戻すことと考えて活動してきました。 昨年は降雨の頻度が多かったこともあり、湿地状態が広がったようです。 しかし、陸地化したことでハンノキ林に侵出していた植物にとっては、好ましくない環境になったわけで、衰退している植物も現れました。 2〜3年前には林床に多数見られたイボタノキの実生が非常に少なくなっていたのです。 イボタノキは水はけの良い土地を好むようですので、地中で根が絶えず水に浸かっている状態では生育できないと思います。 まだ残っているイボタノキは、陽当たりが良くて、水はけの良い土地に移植した方が良さそうです。 イボタノキは、ウラゴマダラシジミの食樹であり、熟した実は野鳥の好物でもあります。 ハンノキ林の林床で勢力を伸ばしているのはミヤマカンスゲです。 今回、開花が始まったところでした。 木道に近い、明るい場所に広がっています。 まだ落枝が沢山ありました。 アズマネザサは、細いものが、疎らに生えている状態でした。 林内の木々には、コゲラ♀、シジュウカラ、ヒヨドリなどが見られ、周辺からは、ガビチョウ、アオジなど数種の野鳥の声が聞こえていました。 |
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation