生田緑地の谷戸の自然保全活動



水辺保全など
日時 2015/10/6(火) 10:00〜12:40 晴
場所 生田緑地 谷戸
参加者 岩田臣生

上の田圃
10/4(日)に稲刈りを行いましたので、今日はまずオダの状態を確認しました。
梅畑にはコブナグサやハナタデが咲いています。


稲刈りの済んだ田圃の上空にアカトンボが群れていました。 長閑な秋の里山の景色です。
イネが刈られて開けた田圃の水面で水浴び?をしているものもいます。
アカトンボはアキアカネとマユタテアカネのようで、連結しているものもいました。 その中に、時折、オニヤンマ、オオシオカラトンボが見られます。

アキアカネ♂

マユタテアカネ♂♀


下の田圃
下の田圃付近は木道沿いには、ツリフネソウに続いて、オオミゾソバが咲き始めていました。
ミゾソバの花には、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンなどが吸蜜に来ていました。
ツリフネソウにはホシホウジャクやマルハナバチが吸蜜に来ていました。


湿地
10/1(木)に、湿地3段目まで水を行き渡らせる活動を行いました。
5日経ったところで変化を確認することにしました。
湿地に入ると、ここもツリフネソウに次いでオオミゾソバが花盛りとなっていました。

ジョロウグモ♀が急に大きくなったように感じます。

また、3段目にはたっぷりと水が入っていました。
前回見つけたホソバヒメミソハギを採取しました。 外来種だということを確認しましたが、1株だけでしたので、今日の駆除は完了です。
今回もまた、見慣れない植物を見つけました。 植物班に写真を見せたらキカシグサだろうということでした。
キカシグサもホソバヒメミソハギと同じミソハギ科の植物です。 一度に沢山の花を咲かせることはなく、一つの花が実になってから次の花が咲いているようです。
キカシグサは在来種で田圃雑草の一つのようです。 そう言われてみれば、田圃活動中に見かけていたようにも思います。


ハンノキ林内の水流
ハンノキ林内の水流の泥あげを行い開放水面をつくる活動に手をつけることにしました。
田圃や湿地など明るい水辺にはアカトンボが群れていましたが、ハンノキ林内の水流付近にはいません。 当たり前のこととはいえ、寂しく感じてしまいます。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation