生田緑地の谷戸の自然保全活動



オダの準備
日時 2015/9/29(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃
参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美、細川洋子

10月4日の里山の自然学校「稲刈り」に向けてオダの準備をすることにしました。
谷戸に降りる階段の手摺にクロシタアオイラガ幼虫がいました。

少し進むと、崖面が踏み荒してありました。 この崖面は観察会用に手入れをしている場所です。
シダ植物班が大事にしているシダが、足掛かりにされたのか、踏まれていました。
辺りを調べると、直径15cm程のコナラの枝が折れて落ちたらしいことが分かりました。
どこまでが不可抗力なのかは不明でした。

更に降りると大きな枝が園路の脇に転がっていました。 これは放置できません。 鋸を持っていましたので、伐ってカントリーヘッジに片づけました。


この日の活動場所に着きました。 オダにはヤブカラシ、カラスウリ、カナムグラなどが絡みつき、辺りにはオギ、ヤマグワ、そしてツリフネソウなどが繁茂しています。

このヤブカラシには実がついていました。

草の茂みの中にキアシナガバチの巣がありました。

これらを刈り取って、オダを使える状態にします。
昨年使用したオダをそのまま使えればいいのですが、竹が弱っていれば替えなければなりません。 不安は残るものの、このまま使うことにしました。

ツリフネソウにはクマバチが吸蜜に来ていますが、花の距を噛み切って蜜を吸っているものが多く見られます。 ツリフネソウにとっては花粉を運んでくれない盗人です。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation